人生にはRPGが必要ではないでしょうか。片手間でやるようなものではなく、のめり込んで主人公になりきるようなRPGが。てなわけで、ファミコンの『ヘラクレスの栄光II』をプレイし始めます。
時は、英雄ヘラクレスが神話的存在になった時代。地上にはふたたび魔物たちが蔓延り、人々の生活を脅かしていました。ナナの街に住む俺(れいだす)は、そんな世界の中で祖母と2人で暮らしていたのですが…。
「レトロゲームRPGあるある」なのですが、「何の説明もなしにいきなり街の真ん中に放り出される」がこのゲームにもあります。
隣の女の子に話しかけると、いきなり「私の名前を呼んでみて」と言われ、名前登録画面になります。たぶん、後で何かあるのでしょう。ギリシャっぽい名前を付けたかったのですが、ひらがな5文字という制約ではどうやっても雰囲気がでないので、「めるくりす」と名付けます。
…だってさ。
その頃、俺の家にはナナの女王からの召集令状が届いていました。しかし、おばあさんが孫可愛さに隠してしまいます。
しかし、所詮は老婆の浅知恵。寝室のベッドの下という分かりやすい場所にあったため、すぐに見つけることができました。
手紙によると、闇の魔王が復活しようとしているとか。そこで魔王討伐の志願者を募っているとのこと。俺は、小倉智昭と坂上忍と宮根誠司こそが報道界のコロナウイルスと思っている、自称正義感の強い男。「やってやるぜ!」と手紙を手に、ナナの女王に会いに行くのでした。
ところが、ナナの女王さまもくわしい話を知っているわけではないらしく、アテネに住む詩人ホメロスに会いに行くように言われるのでした。分かったぜ。アテネならナナから連絡船で一本だし。
「長い旅になる」と予感がしたのでしょうか。彼女は「私だと思って」と「パロスの笛」をくれます。
ナナの港から連絡船でアテネに向かいます。
アテネに到着。しかし、ナナの女王さまに会えと言われたホメロスは吟遊詩人。街から街を旅するため、すでにアテネにはいないことが分かります。ひえー、どこを探せばいいのやら…。
アテネの街にいる医者のヒポクラテス。ダイタロスの息子イカロスの病状が良くないのでセレネの街にいるダイダロスにそのことを伝えてくれと頼まれます。ホメロスの行方は分からないし、とりあえず、セレネの街に行くことに。
『ヘラクレスの栄光II』のフィールド画面はこんな感じ。
時間の概念があり、歩いているうちに夜になります。夜の街はほとんどの人が寝ており、武器屋と道具屋も閉まっていて使えません。宿屋は使えます。
戦闘シーンはこんな感じ。結構シビアなバランス調整なので、ある程度レベルを上げても油断するとあっけなくやられます。難しくはないのですが、緊張感をもって戦闘にのぞむ必要があるのでご注意を。
ちなみに、最初はアテナ周辺で敵と戦ってレベルを上げていくことになります。おばあさんからもらった初期装備は、ないよりはあったほうがマシくらいのものなので、お金をためて新しい武器防具を買いましょう。ただし、アテネにはロクなものが売っていないので、連絡船に乗ってナナまで戻ることになります。
アテネの東にあるセレネの街に着きました。
ヒポクラテスに伝言を頼まれたダイタロスは、なんと旅立ってしまったとのこと。困るなぁ…。
しかし、もう1人の探し人ホメロスの居所は分かりました。アテネの北にあるミノアの街にいるそうです。よし、ミノアに向かうぞ。
ミノアの街でようやく詩人ホメロスを捕まえることが出来ました。ホメロス曰く、闇の魔王は太古の昔、神々によって封印されたという。倒すためには一度封印を解かなければならない。封印を解くためには「破壊の斧」という武器が必要。しかし、それを扱えるのはヘラクレスのみ。ヘラクレスは現在天界にいるため、天界に行く方法を見つけなければならないそう。ひゃー、やることがたくさんあるなぁ。
ミノアの街の子どもたちが「何か」をいじめています。どうやら人間ではないようですが…。
つづく