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【本のレビュー】『金曜日のナポリタン 魚乃目三太作品集①』(著者:魚乃目三太 発行:少年画報社)

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日常に「ほっこり」が足りていないと思ったら、オススメの一冊です。

 


 

この記事を書いている今、東京での1日の感染者数201人という速報が入ってきました。給付金10万円の一律支給の知らせに、「自己申告制が望ましい」「電子マネーで行なうべき」といった意見が追随し、「そんなに払いたくないのか!」「ここにきて、また利権か!」といった怒号がSNS上では飛び交っています。まあ、落ち着けと。

 

俺は、知り合いの年上の人たちが、ネットで流れるデマや不確定な情報に踊らされて、アカウントが「安倍、殺すぞ!」しか言わなくなってしまったことのほうが、新型コロナウイルスよりずっと恐ろしいと感じている今日この頃です。みなさん、いかがお過ごしですか。

 

今は本当に未曽有の危機であり、非常時であり、いろいろ堪えないといけないことが多いんだけど、ポジティブに捉えれば、失って初めて当たり前のようにあった小さい幸せに気がつくこともできるわけで。

 

あったかいご飯。みんなで話しながら食べる食卓。思い出に残る料理。俺は世界がこんな風になって、あらためて「おいしいものを食べる」って幸せなことなんだなぁと思うんですね。で、今回紹介するのが、魚乃目三太先生の作品集『金曜日のナポリタン』です。

 

こちらの本は短編集となっており、1話につき1品の料理にまつわるお話がくり広げられます。出てくる料理も、高級店やおしゃれなお店じゃないと食べられないグルメなものではなく、ナポリタン、冷やし中華、カレー、サバの味噌煮、おでん、シュウマイ、餃子ライスなどなど、実に庶民的な料理ばかりなんですね。

 

魚乃目三太先生の特長的な作風は、その料理にまつわる人間模様を描いている点です。『深夜食堂』に通じるものがあります。魚乃目先生は作品をツイッターにアップされているので、その1つをご紹介します。

 

 

 じーーんと心があったまる感じでしょ?

全編こんな感じです。こういう「ほっこり」こそ、これから先どうなるか分からない不安で心がささくれ立っている今、必要なんじゃないでしょうか。

 

癒されます。超オススメ!