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ガンと診断された母の「その後」についてのご報告。

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先日、手術がありました。

 

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結論から言うと、ガンの摘出手術は成功しました。たくさんの励ましのメッセージありがとうございます。本当に感謝しかありません。

 

母の手術があったのは、緊急事態宣言があった後ということもあり、病院は厳戒態勢を敷いていました。入院患者への面会は全面禁止。俺は肉親ということで手術の付き添いをしたわけですが、手術に付き添いって必要なんですよ。手術中に万が一のことがあった時に、医師が了承を得るために。そんなわけで、特別に院内に入れる許可をもらった人間だったわけですが、病院側のすべての人に俺がそういう人間という周知徹底はされていないため、「なんで一般人がここまで入ってきているんだ?」という視線をいろんなところで感じさせていただきました。

 

手術中は、病院の待合室で待つわけですが、手術は3~4時間かかると言われており、「時間をつぶせる何かを持ってきてください」と言われてました。なので、ノートPC(アルコール消毒済み)を持ち込んで、ずっと仕事をしていた次第です。

 

手術が終わると、ドクターから呼び出されて、説明を受けるんですね。「銀色のトレーにドカーンと汚いホルモンが乗っているなぁ」と思っていたら、ついさっき摘出してきた母の直腸だそうで。まあ、そりゃ、そうですよね。それはアタマでは分かっていたんですが、これまでの説明だとヤバそうなところの周囲を切るとのことでしたが、想像以上にバッサリ切っていまして。そんなテカテカした肉の壁面にあきらかに素人目でも分かる色の違うところがあり、「これがガンです」と説明されました。

 

直腸ガンは、内壁部分に患部(見た目からガンなところ)があって、ガンの進行は奥に奥に進んでいくらしいんですね。その浸透具合によってステージが決まるんだそうです。先生からの説明では、直腸の外側にも少しガンの進行が見えており、それが他のところに転移しているかどうかは、今現在では分からない。手術後の検査を通じて分かってくることだと説明されました。

 

そう、手術は成功しても、ガンの脅威が終わったとは言えないものなんですね。知っていたつもりですが、本当の意味で分かっていませんでした。

 

で、

 

手術後の母と対面したのですが、全身麻酔によって、「麻酔はじめますよー」と言われて、ふと瞬きしたら、「手術終わりましたよー」だったらしく、また痛みもないとのことで、本人はいたって元気でした。電話がかかってくるたびにトラブルばかり持ち込んでくる母ですが、生死に関わる手術を経て元気な姿を見て、俺は「ほっ」としました。それは本心です。そういえば、妄想彼氏とこの後結婚するんだったっけ?と思い出したらゲンナリしましたけど。

 

病院は厳戒態勢のため、俺は術後10分くらい母と話して帰ることに。病院は期間未定で全面面会禁止とのことなので、それから母には会えていません。荷物の受け渡しも禁止なんですね。母は入院するときにスマホの充電用アダプタを持ってき忘れたので、おそらくスマホが使えないため、まったく連絡がないのです。まあ、何かあったら病院から連絡があると思うのですけどね。

 

母は、ヘビースモーカーだったんですよ。

 

精神系の病気を長年患っていたため、精神安定のためにタバコをすごく吸っていたんですね。俺の記憶に残る実家の天井は、ヤニで濃い茶色をしていました。年末の大掃除で天井をぞうきんで拭くのは小学生だった俺の役目で、いくら拭いても吹いてもヤニが落ちなくて。小学生の俺が拭いた後が、日本庭園の白砂に描かれている波模様のようになっていました。俺、はじめてのおつかいは、マイルトセブン2箱買いに行くことでしたから。

 

だから、新型コロナウィルスに感染したら、母はたぶん重篤者になる可能性が高いでしょう。これは病院の医師からも言われました。そうならないように最善を尽くすけれども、そうなる可能性もある今でもある、と。

 

命、というものを、いろいろ考えさせられる日々が続いています。後悔のない選択を行ない、後悔のない人生を送りたいものですね。

 



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