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いよいよ母がガンの手術をしますって話。

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ひどい息子と思うかもしれませんが、こちらにも言い分があるのです。

 

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母の手術日が決まりました。

いよいよ来週、ガンの手術をします。以前にもちょっとお話をしたのですが、俺は母が手術して入院する病院に不信感を持っているんですね。

▼前回の話▼

retrogameraiders.hatenablog.com

 

この話(↑)のあと、誤診があったんですよ。ガンの場所が違ったんですね。「マジか!」と思いました。あと、10時の予約で行って30分前に着いて診察手続きもしていたのに11時まで待たされたり。看護師にたらい回しにされて1階と2階を何度も往復させられたり。俺は医療の専門家ではないのですが、ナースもドクターもポンコツが多いなと思っていたら、Googleマイビジネスでのクチコミ評価もめちゃくちゃ悪くて、ほとんど★1つ状態。まあ、医療機関Googleマイビジネスのクチコミは低い評価が付きやすいと思うのですが、この★1つの嵐にはさすがの俺も驚きました。

 

ウチの奥さんも俺と同じ意見で、母に「病院を変えないか?」と何度も打診したのです。しかし、母は頑なに拒否します。結構、必死で説得しました。それでも、「私の人生だ。私が入院したい病院は私が決める」というんですね。そして、ついにその病院に入院したい理由をゲロったんですよ。

 

「執刀医がイケメンなのよ」

 

「マジか!」と思いました。でも、母が執刀医になると思い込んでいたドクターは、その後執刀医ではなくなってしまったんですけどね。

 

実は、母は俺の家からクルマで1時間離れた街に住んでおり、母が入院したいと言っている病院はその街にある病院なのです。これまで検査が5回あって、5つの検査ではなくて1回の訪問時に検査2つ×5日あって、そのたびに、片道1時間かけて母に付き添ってきました。朝7時に家を出て家に帰ってくるのが昼の15時。半日がつぶれるわけです。スーパーフレックス&テレワークの俺でも結構大きな負担です。

 

入院したら、見舞いというか「〇〇が足りない」という要望に応えて何か買って持っていくというプロセスが増えると思い、俺の家に近くてGoogleマイビジネスの評価が高く、母自身もくも膜下出血のときに入院して「この病院はいいわ」と言っていた病院にしようと訴えました。しかし、母は絶対に首を縦に振りません。

 

「ここは教会が近いから信仰で守られているのよ」

 

そして言いました。「お前たちが来るのが大変というのなら来なくていい。私はボケていないし、自分のことは自分でできる。入院に必要なものは自分で買えるし、病院にだって1人で行ける。お前たちに負担はかけない」。すばらしい。しかしその2日後、ウチの奥さんのところに、入院に必要な買い物と買ったものすべてに名前を書くこと、入退院時のクルマでの送迎を依頼してきました。俺に対してではなく、嫁として断りにくい奥さんに言ってくるあたりがズルいですよね。

 

その後、なぜか怒りの電話が俺に届きました。


「お前は、手術を前にして不安な気持ちになっている私の気持ちが分かっていない。本当に昔から相手の気持ちや都合を考えない子だった」。スマホに出て開口一番がこれですからね。


母は老人ホームで1人でいる時間が長く、それゆえに考える時間も豊富にあるのです。過去の会話の「あのとき、あの人はどうしてあんなことを言ったんだろう?」というのを思い出して、考えていくうちに「こうなんじゃないのか?」⇒「そういえば前にこんなことを言っていた(気がする)」⇒「だから、こういう態度をとるんだ」⇒「許せない」とどこまでが現実でどこまでが自分の想像なのか混濁して、ムカついたことだけが明瞭になってて、電話で文句を言ってくるという行動に出るのです。

 

本人は自己評価が高いので、自分を安楽椅子探偵のような気になっているのですが、実際はただの妄想なんですよ。母はこれと同じことをこれまで何度もやっていて、ご近所からは「ヤベー奴!」と思われていて、子どもの頃の俺がどんな気持ちでいたのか、たぶん分かっていません。


俺のことは最悪どうでもいいのですが、無関係の人に言いがかりみたいな攻撃をしてイヤな気持ちにさせるのだけは本当にやめてほしいです。

 

新型コロナウィルスの蔓延によって、病院では入院者への面会が原則不可になりました。「面会なんていらないわよ!」と言いつつも、「心配したわよ」と教会のみんなや親戚が面会に来ることをイメージしていた母の野望は崩れ去ります。たぶん、俺や奥さんに頻繁に連絡してきて、足りないものを買ってもらうという体で、面会に来てもらおうと考えているのでしょう。現に、手術日の日時を3回、面会時間のルールを4回、知らせに来ました。

 

すい臓ガンで入院していた父が、いつも強気な人が洗濯物を届けに来てすぐ帰ろうとする母に「もうちょっと居てくれないか?」と懇願したときに「18時には晩ご飯を食べたいからイヤよ」と言ったこと、父の容体が悪くなり医師から「今夜が峠です」と言われた時に「私は家に帰って寝るので何かあったら朝7時以降に連絡ください」と言ったこと、俺は忘れていません。

 

本当に、自分勝手だなぁ、と思っています。母も、俺も。

 

そんな母から昨日連絡が来ました。「私、この手術が成功したら、結婚することにする!」。今度は死亡フラグか。そして結婚相手は、同じホームにいて奥さんに死なれている元新聞記者のおじいさんらしいのですが、一度も話したことがなくて、母の中だけで相思相愛という設定になっている人なんですよ(施設の人から聞いた)。

 

どうですか、いろいろゲンナリしますよね?でも、これが向き合わなくてはならない現実なんですよ。


そんなわけで今週いよいよ手術です。笑い話のような笑えない話にここまでお付き合いくださいまして、まことにありがとうございます。

 



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