だから、こじらせた年寄りは嫌いなんだよ(怒)
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実は、ある事件の目撃者になってしまったのである。詳細は伏せさせていただきますが、まさに「その場にいた、たった一人の第三者」というやつで、犯人が犯行を否定すれば泥沼になる争いなのですが、俺の目撃情報によって何が真実かがハッキリするというキーパーソンになっていたのでした。
でした、と過去形で話しているのは、もうずいぶんと前の話で。警察に呼び出されて、調書なるものを取らされて、被害者からすげえ感謝をされて、もうとっくに終わった出来事だと思っていたからです。
しかし、先日、検察庁に召喚され、ふたたび、あの事件について話してほしいと言われたのでした。「今ごろ、何で?」と思っていると、どうやら、犯人である80歳の老人が「自分の罪を絶対に認めない!」とゴネているらしく、このままでは裁判になるらしいのです。裁判所の証言台に立つことになるかも、とのこと。
で、検察官から聞いたのですが、犯人の80歳の老人が怖いことを言っているらしいんですね。
「知り合いにも協力をしてもらって、目撃者を探している」
つまり、俺のことですね。
目撃者を探して何をしようとしているかと聞くと、「話し合いたい」とのこと。「話し合えば分かってくれるはず」、なんだってさ。「なんで、ウソの証言をして俺を落としいえようとしたのか、話し合いたい!」、と喚いているらしいです。
事件を起こした80歳の老人いわく。「お前たちには分からないと思うが、人並み以上に苦労を重ねて、輝かしいキャリアの道を歩いてきた。その最後に汚すようなイジワルをしないでほしい」。
聞いていて頭がクラクラしました。
いや、お前の犯罪だから。
お前のせいだから。
加害者が被害者ぶってんじゃねえよ、と。
そして、こんなことも言っていたと聞かされました。
「もう、顔と名前は、分かっている」
怖いじゃねえか。老人の戯言だと思うけど、向こうはこっちと違って時間があり余っているので、何かを熱心に活動していてもおかしくないわけで。
で、関連付けるのは少しアレかもしれないけれども、最近、ヘンな時間にインターホンが鳴ったり、無言電話がかかってくるんですよね。頻度は少ないですけど。で、新型コロナ・ウィルスによって学校が休校になって、ウチは共働きだから子どもが家で1人留守番という時間もあるわけですよ。万が一、何かあったら嫌じゃないですか。
何も悪いことをしていないのに、よく分からない恐怖との戦いを強いられている、そんな日々を送っています。世の中は理不尽ですね。
※この記事は身バレを防ぐために一部情報を事実と変えています。
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