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『Dr.ストレッチ』をブラック企業と決めつけて声を上げた人はみんな「自分は加害者である」という意識を持つべきって話。

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正しいと思って正義感を燃やして行なったことでも、デマに踊らされたのが事実だったとしても、加害者であり、罪はあると思うのです。俺もできていないことが多いけど、頑張りたいって話になります。

 

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『Dr.ストレッチ』炎上事件解決

先日発生した『Dr.ストレッチ』のFC店を運営する株式会社つながりの採用ページにおいて、執行役員の都築祥子さんが超ブラック発言をしていることが、「こんなブラック企業見たない!」と大炎上しました。俺も前回こんな記事(↓)を書きました。

 

retrogameraiders.hatenablog.com

 

昨日、3月11日の夜に『ねとらぼ』でこの事件についての顛末をまとめた記事(↓)が掲載されました。会社に恨みを持つ元従業員による不正アクセスによる改ざんだった、というのが事の顛末とのこと。

 

nlab.itmedia.co.jp

 

俺が前回の記事で推測した感じで、大枠のところは間違っていなかったようですね。まあ、そんなことはどうでもいいのです。それよりも俺が気になったのは、「もう『Dr.ストレッチ』に行かない!」と声を上げた人たちがネット上に数多くいたことです。

 

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こんな時代錯誤な、従業員をバカにしていることを言っている経営陣なんて「悪」でしかないわけですから、「許せない!」という義憤に駆られる気持ちも分かります。こんな経営者がいる会社なんてぶっ潰れちまったほうがいい。そう思った気持ちも分からなくはないです。

 

これは事実ではありませんでした。

 

でも、『Dr.ストレッチ』をブラック経営者がいるブラック企業と決めつけて罵声を浴びせた人たちはいる。これは事実です。その罵声で傷ついた人たちがいる。これも事実です。

だから、「『Dr.ストレッチ』をブラック経営者がいるブラック企業」と決めつけて罵声を浴びせた人たちはみんな、謝らなければならない人たちがいます。その人たちはデマに踊らされた被害者ではなく、傷つけることに加担した“加害者”であり、“いじめの共犯者”であるという自覚を持つべきです。

 

ネットってそういうものだ、炎上ってそういうものだ、という言い訳もできますが、被害者は加害者のことを忘れていませんからね。

 

この世に分かりやすい「悪」は存在しない

そんな俺だって、偉そうなことを言えるできた人間ではありません。間違いも犯します。ネットのデマに騙されて、誰かを傷つける発言をしたこともあります。でも、ネットだから間違いが許される。ネットだからしょうがない。そういうステージからはそろそろ卒業するべきだと思います。青臭い意見だと思いますが。

 

今回の件で、『Dr.ストレッチ』のイメージは大きく損なわれました。これまで築き上げてきたイメージが瓦解するほどに。プロモーションに使ってきたお金が吹っ飛ぶくらいの損失です。しかも、『Dr.ストレッチ』はフランチャイズモデルであり、今回話題になったのは、FC加盟店の1つ株式会社つながりの採用ページだったわけですが、このあたりの事実確認なく、「『Dr.ストレッチ』の求人はブラック!」という情報と印象だけが拡散されてしまいました。

 

「『Dr.ストレッチ』の求人はブラック!」という誰かのつぶやきをリツイートしたことも、「『Dr.ストレッチ』のブラック求人広告はやばいよな」とつぶやいたことも、SNSである以上誰かが見ていてわけで。俺も含めて多くの人が今回の炎上に加担しているわけです。

 

俺の知り合いの女性も、自身のブラック企業経験を思い出したのか、脊髄反射で「『Dr.ストレッチ』にはもう絶対に行かない!」とつぶやいていました。その不買表明の発信には意味があるとまて言っていたんですね。でも、実際は犯人による採用ページ改ざんによるデマだったわけで。多くの方がこんな心境だったのでは推測されます。

 

ただ、俺たちがそろそろ学ばなければならないのは、世の中には分かりやすい「悪」なんて存在しない、ということです。

 

不倫が発覚した俳優は、人間として行なってきたすべての行動が否定されるほどの大悪人なのか。現政権は女性をはじめとしたすべての弱者を苦しめる施策しか行なっていない憎まれるべき政権なのか。

 

そんなことはないわけです。

 

どんな人間にも会社にも悪いところはある。ホワイト企業と称賛される会社にもブラックな人間関係は存在するし、犯罪歴のある人だって雨に打たれている子猫を拾って育てることだってある。この世の中、「悪」と「正義」はゴチャゴチャに入り混じっているのがフツウで、何を「悪」と見るか「正義」と見るかは、個人に委ねられているのはご承知の通りです。

 

だから、分かりやすい「悪」が現れたときは、誰かがその対象をあまり考えない多くの人たちに叩かせるために用意したストーリー、と疑うべきだと俺は思います。

 

だって、バカとして利用されるのって、ムカつきませんか。

 

他の『Dr.ストレッチ』で頑張っている人たちがいる 

『Dr.ストレッチ』はフランチャイズモデルのお店であり、本部機能と直営店を運営している株式会社フュービックのほか、いくつかの運営会社が存在しています。俺は仕事で今回炎上した株式会社つながりが運営しているお店以外の『Dr.ストレッチ』にも関わったことがあり、働いている人たちにお会いしたこともあります。

 

その人たちの仕事に対するひたむきさ、利用者へのホスピタリティに、俺は一定以上の評価をしており、今回の件で理不尽に「『Dr.ストレッチ』はダメだ!」という風評被害を受けるのは間違っていると思いました。

 

なので、

 

この記事の結論はというと、

①炎上に参加した人間は加害者という意識を持ったほうがいい
②分かりやすい「悪」には必ず裏がある
③ブレーキをかけてちょっと考えて、誰かに利用されない人になろう

 

…です。

 

で、「整体行きたいなー」と思ったら、『Dr.ストレッチ』も選択肢の1つに入れてあげてください。(ちょっと高いんだけど…)

 

俺も間違えることが多く、できていない人間なので頑張ります。どうせなら、自分の行動に胸を張れる理性的な大人になりたいですね。

 



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