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ツイッターの通りならば、境野今日子さんのような人は人事とかマネジメントとかをしちゃいけないと思った話。

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境野今日子さんのマタハラ告発?事件は、雇用側であるDataGateway社と話し合いで和解することとなり、めでたしめでたし♪となりました。しかし、事件の着地点を見て俺に湧き起ってきたのは、境野今日子さんのような人は人事とかマネジメントとかをしちゃいけないと思った、という感想です。

 

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▼▼▼ ココカラ ▼▼▼

【一連の騒動について】

この度はマタハラを巡る問題について
お騒がせし申し訳ございませんでした。
話し合いの結果、和解いたしました。

訴え方の一つとして
SNSを選んだことについては
大変反省しております。

今後は会社と共に、多様性を認め合い、
働きやすい環境作りに努めて参ります。

引き続きよろしくお願いいたします。

▲▲▲ ココマデ ▲▲▲

 

表面上は解決した謝罪文のように見えるのですが、よくよく文面を読むと、和解したとは書いてあるものの、「誰と」という部分に明確に「社長」「会社側」と書かれていない点、「訴え方の一つとしてSNSを選んだこと」について、「大変反省」しているなど、「マタハラを訴えたことは間違っていない。間違えたのは方法だけ」「社長に要求したことがすべてが認められていない。納得していない。ちくしょう」といった思いがにじみ出ている気がするのは俺だけでしょうか。

もっとも、境野今日子さんに関する前回の記事でも書いた通り、この手の問題は「言った」「言わない」論争になってしまうため、真相は分かりません。

DataGateway社のプレスリリースに書かれているように、「自宅での時短勤務になる場合、給与は今よりも下がることになるかも」といった内容が話されたとしても、受け手がどう受け取るかによるのがハラスメント問題なわけで。

とにかく、真相はやぶの中なのですが、必要最低限のことしか書かれていない謝罪ツイートに、巻き込まれた社員のことが書かれていない時点で、「この人は人事とかマネジメントとかをしちゃいけない人なのかもな」という感想を俺は持ちました。

 

そもそも、彼女は人事部門の部長職であり、マネージャーです。その役割は、チームメンバーのパフォーマンスを最大限に発揮して、部門ミッションを完遂することだと思います。マネジメントの基本は、チームメンバーのよき理解者になることであり、一番の味方になることなわけで。

よくマネージャーの資質が問われる質問に、「チームメンバーを守れるかどうか?」があります。今回、境野今日子さんは、「他の社員や後輩たちのため」に、マタハラ的言動があるDataGateway社経営陣と向き合うことにしたと彼女は言っています。事実、チームメンバーのために行動しているように見えますね。しかし、別の見方をすると、彼女は自分の受けた(と思っている)マタハラに対して行動しているわけです。

真っ当な思考を持つマネージャーならば、「社内の問題は社内で解決しよう」と思うでしょう。しかも今回の件は自分の問題ですからね。いくら将来的に後輩たちに悪影響を及ぼしかねない事案だとしても、今現在は自分の問題でしかないわけですから、筋を通すのであれば、社内で秘密裏手にきちんと話し合いの場を設けて、手順を踏んで行動していくべきです。

ところが、境野今日子さんはマネージャーとしてあるべき手順を踏んでいません。それがすでに削除されたツイートに書かれていた、

 

▼▼▼ ココカラ ▼▼▼

じゃあ

声を上げなかったら誰があげるの?
マタハラ受けて、
人知れず涙流して、
子どもかキャリアどちらを取るか、
1人で悩んどけって?

そもそも、こんなことする社長に
社内で訴えたって、
せいぜい「あーわりーわりー」
で終わりだから
SNSという武器を使って戦っている

— 境野 今日子 (さかいの きょうこ) (@kyokosakaino) 2020年1月31日

▲▲▲ ココマデ ▲▲▲

 

赤字で書かれている内容を踏まえると、話し合いといった行動を起こす前にSNSに投稿していると思われます。

そして、社長に対する要求は、これまたすでに削除されているツイートに書かれていた、

 

▼▼▼ ココカラ ▼▼▼

人事責任者として、
他の社員や後輩のためにも
こんな前例を作ってはいけないと思い
向き合うことに決めました

今日、
1. 前言撤回と謝罪
2. 今後、こうした発言を
しないという約束
3. ハラスメント研修に参加すること
を社長に要求しました

顔を見るだけで辛いですが、
頑張ります

— 境野 今日子 (さかいの きょうこ) (@kyokosakaino) 2020年1月29日

▲▲▲ ココマデ ▲▲▲

 

赤字の部分なのですが、「マタハラすんな!」というものなんですね。社員を守る立場にあるマネージャーとしての責務からこの問題に立ち向かうのなら、俺は制度づくりといった環境整備の話が一番最初に出てくるのが普通だと思ったのですが、境野今日子さんの場合は、前言撤回と自分への謝罪が一番最初なんです。この優先順位になる心理を紐解くと、境野今日子さんがこだわっているのがマタハラの部分であることがうかがえます。

で、彼女はSNSに投稿をします。会社への批判を全世界に向けて発信したわけです。しかし、この行動は守るべき社員たちがいる会社を、世間の批判にさらすことになります。会社に付いたマイナスイメージによる業績悪化は少なからずあるでしょうし、守るべき社員たちの収入に悪影響を及ぼす可能性もある選択を、境野今日子さんは取ったわけです。他の手段ではなく。

しかも、ツイッターで発信したメッセージは、「私はマタハラ被害者です」といったものでした。「社員たちに同じ思いをさせないために応援してください」といったものではなく、「私はマタハラ被害者です」だったわけです。マネージャーとして本来行なうべき社員を守るどころか、ある意味、社員たちを危険に晒してまで、「自分がマタハラを受けている!可哀そうなんです!」という主張を、彼女は選択しました。

さらにいえば、採用も担当している人事の責任者がSNSで会社の悪口発信ですからね。境野今日子さんの要求通り、社長から前言撤回と謝罪、二度とマタハラ発言はしない、ハラスメント研修を受ける、を勝ち取ったとして、自身のSNS発信によって生じた会社の不利益を彼女はどう回復させる気でいたのでしょう。「マタハラしている会社が悪いんですよ」と思っていたなら、救いようがないですけどね。

つまり、未熟なマネジメントなんです。

 

誤解のないように言っておきますが、俺はマタハラは悪だと思っているし、女は声を上げるな!と思っているわけでもありません。

しかし、仮にも部長職まで任せてもらっているのなら、「もう少しいろいろ考えてから行動しなよ」と思ったという話です。

 

もちろん、境野今日子さんのこれまでの活躍や実績、社員たちに行なってきたことなど、今回の件でSNSに書かれていない事実によっては、別の結論になる可能性もあります。彼女もひょっとしたら、SNS上でイメージを作られてしまった何かの被害者なのかもしれません(戦いの舞台にSNSを選んだのは彼女ですが)。なので、今回の記事の話は、あくまで今ツイッター上に出ている情報の中で俺が感じたこと、ということになります。

 

ただね、

 

一番言いたいことは、境野さんうんぬんではなく、メンバーのことより自分のことを優先して考えるマネージャーの下にいる社員は、ふり回されて不幸なことにしかならないので、そういう立場にいる人は早めに見切りをつけたほうがいいですよ、ってことだったりします。

やっかいなのは、メンバーのことより自分のことを優先して考えるマネージャーが自己愛の強すぎる人だった場合。その人は自分が本当に被害者だとまったく疑っていないので、話してみると真実味があるので見抜きにくいというワナがあったりするものなので、ゆめゆめご注意ください。そういう人に関わるとロクなことがありません。本当にロクなことがありませんよ。

 



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