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【本のレビュー】『文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』(岸智志 著 発行:MdN 発売:インプレス)

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この記事は、インプレス様より献本いただいた『分章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』のレビュー記事です。献本いただいたものですが、ユーザー目線で、ウソのないガチレビューで評価しました。

 

このレビューを書く俺について

Webライターとしては、半分くらいデビューしちゃっている人間です。そのため、Webライター入門といえるこの本のメインターゲットとしてはちょっと外れてしまっているかもしれません。が、ちゃんと手順を踏んでWebライターデビューしていませんし、きちんと教えてくれる人がいなかったので我流の部分が多いという点で、「基本をきちんと把握しておきたい」という意味で、この本と向き合うことにしました。

 

で、読んでみた感想

「Webライターのはじめ方、教えます。」と書かれている入門書なのですが、「勇気を出してWebライターを始めてみようよ、思ったより簡単だからさ」という感じのものではなく、「Webライターとして生計を立てていくためにはこんなスキルが求められるよ。いろいろ勉強したり、経験しないといけないですよ」ということを教えてくれる本だと思いました。

端的にいえば、

こんな内容のことが書かれています。Webライターを始めるのはとてもカンタン。でも、それだけでは食べていけません。きちんと食べていくためには、きちんと価値を提示できるライターになる必要があり、価値を提供できるライターというのは、文章を書く以外のことも求められるものですよというリアルを伝えつつ、きちんと食べていくライターに必要なスキルを羅列し、それぞれのスタートの仕方やスキルの磨き方を教えてくれる本、

といったところでしょうか。

「ほほう!」と思いました。

前述した通り、俺自身は、なりゆきからWebライターになったクチで、ぶっちゃけ、この本に書かれていることは、ひと通り、やっていたりするのですが、なんとなくやっちやっているものがほとんどなんですね。なので、「本当はこうやるもの」というのがたくさん載っていて、とても勉強になりました。

 

勉強になったと思ったところ

自分が書きたいことを書くのは、ブロガーなんですよね。読者がいて、読者が知りたいことを意識して書くのが、Webライターになります。

そこには、SEOの知識が必要になってくるわけで。このSEOとは、単に記事を検索で引っかかるようにするものではなくて、潜在読者に「読みたい」と思わせるためのテクニックであり、読者を自分が書いた記事に引っ張ってくるテクニックなわけで。それは、なんとなく読者に分かりやすい記事を書けば、読者は勝手に読んでくれるものではないというある種の厳しさを伝えつつ、Webを戦場にしていくライターに必要な視点を教えてくれます。

あとは、企画書の書き方でしょうか。これはとても参考になりますね。知り合いにWebメディアの編集長がいるのですが、彼曰く、「いい企画を持ち込んでくれるライターが喉から手が出るほどほしい。ギャラは弾むし、囲っておきたい」と言っています。Webライターって、指示された記事を書くだけの人と自分から企画を持ち込める人だと、ギャラが3~4倍違ったりするんですよね。企画書の書きかた、企画の練りかた、企画の着想の仕方など、結構細かいところまで書かれていました。

あと、個人的に感心したのは以下のような内容です。

・インタビューで知りたいことを話してもらうには
・文章で心地よいリズムを作るには
・漢字・ひらがな・カタカナの表記ルール
・文字数オーバーをカットするテクニック
・文字数が足りない原稿を長くするテクニック
・最後まで読んでもらう記事構成の基本
・仕事がない時期に「書く技術」を磨くには? などなど

ご覧の通り、初心者向けというには少しマニアックな、でも最初から知っておいたほうがいい知識がたくさん載っています。 

 

この本が向いていると思う人

◎これからWebライターをやってみたいと考えている人
◎すでにWebライターやっているけど独学の部分が多い人

だと思いました。

 

どういう位置づけの本になるか

定期的に見直す本だと思いました。

というのは、この本に書かれている内容って、たぶん、一回読んだら理解できた&もう必要ないということにはなりづらいと個人的には思っていて。情報量が多いのと、たぶん、必要に迫られて初めて書かれている内容の理解が深まることが多そうだと思ったからです。

実際、俺が今回いただいた本は、すでにいろんなページに付箋が貼られており、記事作成の際に何度も読み返しています。前半の記事の書きかたについては、ライティングをするたびに確認の意味で読み直しているくらいです。

そのため、「Webライターのスタートアップ実用書」としてかなり使える書籍だと思いました。

 

欠点がないわけじゃない

個人的な感想ですが、ゼロスタートのWebライターにはあまり向いていないかもしれないと思いました。というのも、結構、リアルな厳しさも書いているし、ライティングしてみないとイメージできない記事内容も結構あるからです。

たぶん、読者のターゲットとしては、「本格的なお金をもらうWebライティングはしたことがないけど、文書を書くのは好きで、ブログとかを個人的に書いている人」を設定していると思うので、このある種のハードルの高さは楽々越えられるものなのかもしれないけど、ちょっと引っかかりました。

ただ、これからWebライターをはじめようと思った人にとって、Webライティングを始める前よりも、Webライティングをちょっとやってみてからのほうが、「うおおっ、そういうことか!分かりみが深い!」ということになると感じた次第です。

 

 

 



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