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40代で転職して6ヵ月。その顛末と、転職するなら事前にやるべきことをまとめてみた話。

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昨年の12月に約14年間勤めた会社を退社して、3ヵ月間のニート期間(転職活動)を経て新しい会社に入りました。入ったのですが…。

 

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40代で転職した結果

転職した会社を2ヵ月で追われることになりました。これは、俺が何かをしでかした、というわけではなく、このブログを定期的に読んでくださっている方ならご存知の通り、転職した会社で社長派と会長派の対立が顕在化し、それで会長派が勝ち、社長派が全員退職(俺を含む)に追い込まれてしまったのです。

 

14年勤めた会社を辞めて、3ヵ月ニートして、再就職した会社を今度は2ヵ月で退職ですよ。冗談じゃないですわ。

 

面談は4回におよび、社内も見学させていただき、「雰囲気も良い」という印象を持っていました。まさかその裏で、10年以上におよぶさまざまな対立が存在していたとは。これは、どうやっても見抜けない。結構、シビアに観察したし、鋭い質問もしましたが、それでも察知できませんでした。これはもう、「運とタイミングが悪かった」としか言いようがないと思っています。

 

何が言いたいかというと、「転職活動においてさまざまなノウハウ本が存在しますが、本を読んで知識を蓄えたからといって完全に危機を回避することはできない」ということ。今回の転職で、それが大きな学びとなりました。

 

で、その後どうしたの?って話

会社を追い出された社長派の人間たちだけで、ベンチャー企業を立ち上げることになりました。幸い、追い出された人間たちは、前の会社で新事業に関わっていた者たちであり、その新事業のビジネスモデルを大体そのまま持ってくることが出来たのです。

 

そんな中で俺は何をやっているかというと、

 

ある時は取材を行ない、ある時は経営者の話したことをライティングして、ある時は執筆いただく先生の編集をして、ある時はフォトグラファーとしてカメラを構え、ある時は動画を編集し、ある時はインデザインで紙面を作ったり、ある時は商品企画を行なっていたりする仕事をしています。1人で何役の仕事をやっているんだか。自分の職業をひと言で表現するのが難しい(笑)。なので、一応、クリエイティブディレクターを名乗っています。

 

結果論ですが、

 

俺の場合は、40代の転職で、月給は10万円以上、年収は100万円以上アップを実現することができました。

 

40代の転職で感じたこと

「会社の勤続年数の長さは大きなリスクになりうる」ということです。

 

本来ならば、「1つの会社に長く勤められている」ということはプラス評価をされて然るべきことです。事実、35歳までの転職はそうなのでしょう。しかし40代になってくると話は変わってきます。「前に勤めていた会社での仕事には長けている」という見られ方をするんですね。

 

企業にとって中途採用とは即戦力の部分を求めるわけですが、「以前の会社で培ってきたものをベースに、ウチの会社で新たにどれだけ伸びてくれるのか?」という考えで選考が進むのだと思います。20代、30代は伸びしろがある。若いですからね。しかし、40代の伸びしろはたかが知れている。いろいろ歳取っていますからね。こう見られているわけです。そしてそれは事実でもあるのでしょう。プラモデルだって、すでに塗装をされ、組み立てられている完成品よりも、まだ封を開けられていない新品の方が今後すごい完成品ができる可能性があるわけで。そっちの方が安かったら、そりゃ新品を買いますわな。

 

そう、40代は人件費を食うのです。だから、「その人件費に見合った価値がある人間ですよ、俺は!」ということをアピールできないと、40代の転職活動は悲惨なことにしかなりません。

 

ちなみに俺の場合、14年間働いていた会社と同じ仕事に就いた場合の年収は、100万円ダウンという査定を下されました。現在と年収200万円の差が生じている世界線があったということです。結構、ゾッとする話です。

 

何が転職成功の決め手になったか

俺の場合は、「ブログ」と「副業」でした。

 

俺の場合は、こちらのブログ以外にも別名義でブログをやっていたりするのですが、そこで書いてきた情報発信力、そして14年間働いてきた仕事を応用した副業の実績によって、「1つの企業に長く勤務しつつ、いろいろなことができそうな人材」というアピールをすることができたのでした。

 

ここで大事なのは、「いろいろできる人材」ではなく「いろいろできそうな人材」と思わせることができたということ。

 

世の中は勘違いされたほうが勝ちなのです。「今できることに固執するオッサン」ではなく、「今できることをベースに新しいことをどんどん学んでいきまっせオッサン」と思わせたことで、伸びしろをアピールできました。と言っても、狙っていたわけではなく、結果としてそうなったという話ですが(笑)

 

40代の転職は人材紹介会社のCAに協力をあおげ

…が良策だとは、俺には思えませんでした。40代の転職活動の場合は特に。

 

人材紹介会社は、専門的な視点で、「自分では気がついていない魅力を上手く企業側に伝えてくれる」というメリットがあると思われています。半分は事実だと思いますが、半分はそうではありません。あまり知られていないことかもしれませんが。

 

俺は業界の裏側をちょっと知っているんですけど。キャリアアドバイザー(CA)の人たちは営業職なんですよね。紹介した人材の年収額の●%をフィーとしてもらっている営業職なんです。当然、営業目標があります。目標を達成するために、高く紹介できる人材が好きだし、高く買ってくれる企業が好きです。何が言いたいかというと、高く売れそうな人材を、高く買ってくれる企業に紹介する傾向があります。

 

つまり、本人がその会社に合っているか、その会社で活躍できそうかということは二の次三の次、ということが結構多いんですね。キャリアアドバイザーにとって、紹介した人は短期間で転職することになっても別に構わないわけです。また自分のもとに、紹介しやすい人材が戻ってくるわけですから。

 

もちろんすべての人材紹介会社のキャリアアドバイザーがそうだとは言いませんが、大体の傾向として、今お話ししたようなことはあります。

 

アピールしやすい実績や資格を持ってる人は、ビズリーチあたりに登録しておくと多くのキャリアアドバイザーから声をかけられます。そうでない場合は、本当に声をかけられません。悲惨です。

 

「誰かの力を借りる」というのは悪いことではありません。しかし、誰かに自分の人生を委ねるということは、その「誰か」に自分の人生を利用されるリスクがあることも考えておくべきだと思います。結論、自分の将来を決めていくためには、自分でなんとかしなければならない部分が多いと思います。

 

転職で使う履歴書は、日々の仕事で書いていくもの

40代の転職で大切なのは、「自分が提示する年収に見合っただけの働きができる」というアピールに他なりません。 履歴書とか職務経歴書とかって、転職活動する直前に書くものじゃないんですよね。日々の仕事の中で書いていくものなんです。勤務時間中に書くという意味ではなくて(笑)、目の前にある仕事をどう自分をアピールする材料に使えるかを意識することが大事という話です。

 

俺のような40代は、学生時代にバブル崩壊を経験し、氷河期の中で就職しました。 そして、日本企業の神話ともいえる「一つの会社で長く働くことが幸せにつながる」を信じ、なるべく転職しない、入った会社でできるだけ長く勤める、といったことを美徳として教わってきたと思います。この考えが古いだとか間違っているとは思いません。合っている一面もあると思います。しかし、「個人の時代」に合わなくなっている部分もあるなぁと思います。

 

「個人の時代」とは、自分の人生や幸せを企業や国に与えてもらうのではなく、自分の力でもぎ取っていく時代ということです。

 

大企業にいても終身雇用は保証されません。大企業で何も考えずに長く居続けちゃった人は転職活動では不利になることが多いです。1つの会社での仕事しかできない人は、転職市場では求められていないからです。今働いている会社での仕事を通じて、培ってきたスキル・知識はどんなことに応用が効くのか。自分はどんなこともできるのか。これを意識して実績を作るアピールしていくことが40代の転職ではとても大切なことだったんだと、俺は後から気がつきました。

 

どんな環境に身を置くことになっても対応できる柔軟性を持つことが、仕事に困らない、収入を減らさない、「保険」になるということです。

 

何が言いたいかというと、

 

「自分は今働いている会社の仕事経験を活かして、他にもいろいろできる」というアピールのために、日々準備をしておいたほうがいい、という話になります。

 

俺の現在はどうなっているか

 新しい会社に入って6ヵ月が過ぎました。設立1年目の会社ということもあり、経営が軌道に乗っているとは言い難いですが、毎月お客様は増えており、俺は西へ東へと飛び回り、大忙しです。

 

今の会社のボスは、「会社のための力をつけるのではなく、自分のためにつけた力を会社のために使ってほしい」と考えている方なので、日々の仕事は自己完結できるものが多く、もし、このまま会社がなくなってしまったとしても、仕事の部分はそのまま切り抜いてフリーでやっていける感じになりつつあります。

 

40代の転職なんてやらないほうがいい。でも、やらざるを得ない状況に陥ることはあると思います。

 

そんな事態は、ある日、突然降ってくるものなので、準備しておくに越したことはありません。この記事がその参考になれば幸いです。あと、最後に1つ。自分の転職が正しい選択だったかは分かりません。でも、自分の選択を正しいことにすることが、自立した大人には求められることなのかな?と思っています。

 

ちょっと強がり言っていますけどね(笑)

 



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