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【本のレビュー】『仕事に効く!ポジティブため息』――生きるのがラクになる!嫌なことのアタマのメモリークリーナー的機能本。

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ため息と書かれていますが、主にいろんなことがラクになる呼吸法について書かれている本です。山と溪谷社さまからの献本いただいたもののレビューですが、忖度は一切ありません。

 

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レビューする俺について

「ため息を出すと幸せを逃す」。いつ・誰から聞いたか忘れてしまいましたが、この言葉に妙な説得力を感じてしまい、これまでの人生の大半を「なるべくため息はつくまい」と我慢して生きてまいりました。

 

しかし、日々の生活の中で「ぐおおっ」となった時に、ため息をつくと、なんだか気がラクになる現象は気になっていて。ため息というもの、もしくはその動作が、心に与える影響は大きいんじゃないか?とも思っていました。

 

ちょっと前に、会社でマインドフルネスの研修を受けたんですよ。マインドフルネスとは、禅をベースにした心の持ち方みたいなものを学ぶというもので、いろんなストレスに対して「受け止める」のではなく「受け流す」ことを学んで鬱にならないためのディフェンス術というか。そこでも「呼吸の整え方が大事」という話が合ったので、呼吸法に興味があった、というのが前提になります。

 

余談になりますが、俺が大好きな漫画である『ジョジョの奇妙な冒険』と『鬼滅の刃』でも、呼吸はとても重要なファクター。その点も、呼吸法が気になった理由の1つだったりします(ワラ)。

 

読んでみて得たこと

心がラクになりました。
こんな風に書くと、忖度しているレビューっぽく見えると思いますが、なんか、いろんな思い込みや必要以上の責任感によって、俺たちの日常生活ってがんじがらめなんですよね。まったく意識していないんですけど。この本は、日常でストレスを感じそうなシーンごとに行なうべき呼吸法について書かれているのですが、それだけではなくて、ストレスの元となる事象とどう向き合うとラクになるかといったメンタル面のライフハックが書かれているんですね。なので、呼吸法+考え方&向き合い方本といった感じという印象を受けました。

 

例えば、こんなとき

SNSとか見ていてイライラすることってありませんか。誰でも大なり小なりありますよね。こちらの本の第三章は怒りの制御の仕方です。以下のような内容が書かれています。

 

なぜ、人は怒るのか。それは、脳から三大神経物質が分泌されることによってその感情が生まれている。相手の悪いところを見つけて、「アイツは悪いやつ」と認定して、怒りを生み出します。この時、ドーパミンが分泌されるのですが、これが快楽を脳に与えるため、知らず知らずに人はその快楽を味わおうとして、また怒るものを見つけてしまう。怒りやすい人のメカニズムはそういうことなのだとか。しかし、怒りにはデメリットもあって、怒りつづけると心に平穏が訪れません。常に気持ちがささくれだった感じになっちゃうんですね。では、その負の連鎖を断ち切るためにはどうすればいいかというと、「許す」というプロセスを作ることが効果的。許すというのは、この事象への自分の執着を捨てることでもあり、相手を受け入れて自分の器を大きくする機会でもある。では、許すためには、その事象のことをどう考えればいいのか。そのとき、落ち着かせるためにはどんな呼吸をすればいいのか。このようなことが書かれています。

 

個人的に、この章で面白いと思ったのは、怒りを覚えた事象にどうでもいいテキトーな名前をつけるというもの。テキトーな名前を付けると、その事柄への執着心が驚くくらいなくなるため、かなり早いタイミングでどうでもよくなってしまうというのは、自分でも試してみましたが、驚きの効果でした。考え方と呼吸の仕方だけで、その事柄にアタマのリソースを使っている時間と容量が劇的に減る。つまり、この本はアタマのメモリークリーン的機能本ともいえるでしょう。

 

どんな人にオススメしたいか

毎日、ため息をつかないと、いろいろな行動が起こせない人。この本を読むと絶対にラクになります。朝起きて、ため息をついてから起き上がる。ため息をついてから、玄関のドアを開ける。ため息をついてから、オフィスに入る。こんな人は、もう少し気を楽にしたほうがいいです、ゼッタイ。ため息が悪いわけじゃなくて。ため息をつくときに生まれる感情が、ネガティブじゃなくてポジティブだったら、随分とラクになると思いませんか。そのヒントがいろいろ書かれていると思います。

 

欠点もある

若干、無理やり文字数を増やしているような、あまり意味を感じられない項目がある気もします。これは、文章書いている人間としての感覚なのですが、もう少し削れたんじゃないかなーという気も。とはいえ、読みにくいわけじゃありませんし、お値段は1200円と高めですがおそらく使用頻度が高くなる本なので、上記のような人ならば、これくらいでも元が取れる恩恵を受けられるのではないでしょうか。

 

 



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