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ナポリタンの話。

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最近、ナポリタンにハマっています。

 

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今では、さまざまなパスタがお手軽に食べられるようになりましたが、俺が子どもの頃に食べられたパスタといえば、「ミートソース」と「ナポリタン」でした。特に、ナポリタンは外食の花形で、家族そろって「今夜は喫茶店でご飯を食べよう」という話になった時には、ナポリタンとクリームソーダばかり注文していましたね。

 

そんなナポリタンに、今、ハマっています。

 

スパゲティナポリタンは、その名に冠せられているナポリ発祥ではなく、横浜生まれであることは割と有名な話です。発祥は、横浜の老舗ホテル「ニューグランド」といわれています。このホテルは、太平洋戦争後、GHQの将校宿舎として接収されていました。アメリカ兵たちは、食事として、茹でたパスタに塩やコショウ、そしてトマトケチャップで簡単に味つけしたものをよく食べていたそうです。それを見かねた二代目総料理長だった入江茂忠さんが、トマトをベースに玉ねぎ、ニンニク、オリーブオイルを混ぜてつくったオリジナルソースと、炒めたベーコン、マッシュルームを加えて、パセリのみじん切りとパルメザンチーズをかけた、今日のナポリタンの原形を完成させて、兵士たちにふるまったと言われています。

 

最近、カフェで仕事をするのに飽きてしまって、喫茶店を利用することが増えています。若いころは喫茶店になんかまったく興味がなかったのに、俺も年を取ったのか、喫茶店の雰囲気がとても落ち着くようになりました。日常から切り離された感じで、自分だけの時間を味わうことができる空間って、喫茶店ならではと思うんですよね。

  

ナポリタンについて一番記憶に残っているのは、小学生の時の夏休みの最終日8月31日の記憶ですね。その日の朝に、「実は夏休みの宿題が全然終わっていない」ということを母親に打ち明けて、これ以上ないというくらい怒られて、怒られて、怒られまくって。俺も涙をボロボロ流して、「こ゛め゛ん゛な゛さ゛い゛」とか謝って。1時間くらい怒られていたけど、母が急に「はぁー」と大きなため息をついて、「行くよ!」と連れていかれたのが、近所の喫茶店でした。そこで母親は、大盛りのナポリタンを2つ頼んで、「食べなさい」というのです。

「終わったことは仕方がない。残りの宿題は今からやるしかない。腹が減っては戦はできないから、とりあえず食べなさい」、と。

 

で、家に戻ってから、母と二人で問題集を埋めまくりました。とりあえず、何か書いておけば、「宿題はやった」と体裁が取れるという感じで。さっと問題を読んで、パッと書きなぐって。そんな風に死ぬ気で母と二人でがんばったら、夕方までにはなんとかすべての問題集を書き終えることができたんですよね。

 

母には、いろいろ振りまわれたのですが、たぶん、あの人はあの人なりに母親として頑張っていたと思うわけで。嫌な記憶もたくさんあるのですが、たまにこんな風にいい思い出もあったりして。だから、自分の中での扱いに困ったりもしています。

 

最近、ここ一番という勝負の時には、大盛りのナポリタンを必ず注文している俺です。

 



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