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「大嫌いな自分」を変える、たった1つの方法の話。

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先日、出版の企画の打ち合わせで訪問した会社様で、そこの社長から聞いた話が面白かったので書き残しておきます。

 

 

 

人間の脳の構造的に、「少しずつ、段階的に、大嫌いな自分を変えていく」というのはできないのだそうです。

 

では、どうやって変えるかというと、

 

「変わる!」と決めた瞬間から、脳を上書きするしか、人間は変われないのだそうです。そのためには、結構大胆に「変わった後の新しい自分」の環境に身を置く、というのが効果的だそうで。つまり、どういうことかというと、前の自分を象徴するものを一切合切捨ててしまったり、住む場所を変えたり、いわゆるカタチから入るというのがもっとも効果的に自分を変えられる方法なのだとか。

 

最近だと、ドラマ『凪のお暇』で主人公の凪ちゃんが、家財一式捨てて、新しい街に引っ越して、再スタートするところから物語ははじまりますが、まさに、あれは、脳科学的に自分を変える効率的かつ唯一の方法なのだそうです。

 

会社を例に例えると。印刷屋さんが広告マーケティング会社に変貌したいと思っていたら、まず最初にやるのは、オフィスを「広告マーケティング会社風」にすること。環境を先に作ってしまうことで、後から人や仕事に影響を及ぼしていくのだそうです。人間って環境適応能力がありますから、周辺環境がそうなったら、意識も変わっていくのだとか。アメリカや中国の先進企業も、同様のことをやっていますよね。逆に、印刷会社の体のままで、社員の意識だけ広告マーケティング会社に変えることは、絶対にできないのだとか。

 

なるほど。そして、俺がここで思い至ったのは、日本独自のレッテル貼りや禊という風習についてです。

 

「あいつは、ああいう奴だからな」
「過去にこういうことをやっているから」

そういうの好きですよね、日本人って。でも、これって過去を引きずる悪しき環境であり、「変わりたい」と思っている人間にとって一番逆効果なものなんじゃないかと思うわけです。俺も前の会社で、1回しでかしたミスのことをずっと覚えている上司がいて。そいつは振り返りミーティングのたびにその話題を持ち出してきて、すげえ気持ちが萎えたんですよね。

 

以前、犯罪を犯した人たちの更生を目的としたNPO法人の人たちと仕事をして時に聞いたのですが。本人たちが一生懸命に「変わりたい」と思っていても、周囲が過去の犯罪のことをかぎつけて、「あいつは犯罪者だから」と言われ続けることで、自暴自棄になって更生を諦めてしまう人も多いのだとか。犯罪者はいつまでたっても犯罪者なのではなく、犯罪者が変わろうとしているのを許さない正義感あふれる市民たちのせいで更生できない。そんな側面もあるようなんですね。

 

話が少し飛んでしまいましたが。

 

変わりたいと思ったら、いっそ今の環境をすべて捨ててみて、新しい環境に身を置くのがいいようです。捨てる勇気がなければ、手に入らないものも、人生にはいろいろありますからね。今回はそんなお話でした。