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新人時代の客先爆睡事件の話。

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あの時は、本当に肝が冷えました。

 

 

 

俺にも恥ずかしい過去があります

フミコフミオ先生の、仕事中に寝てしまう新人くんに関する一連の話は、面白いながらも、仕事に関する若者との意識の違いを見せつけられるようで、怖さを感じる話でもあります。

 

delete-all.hatenablog.com

 

これまでもこの新人くんに随分むちゃくちゃなことをやられてきているのによく我慢されてきたなーと思って読んでいたのですが、今回、ついに一線を越える事件が起きてしまいます。新人くんがお客様先での商談中に寝てしまったのです。

 

実は、今から15年くらい前のことになりますが、俺も同様の経験をしたことがありました。思い出したついでに記事にしておきます。

 

当時、駆け出しのクリエイターだった俺は、先輩クリエイターに付いて、先輩が担当している案件に同行させていただき、現場の空気を感じるという修行を行なっていました。たしかその日は、プロモーションの内容を決める打ち合わせがあり、俺と先輩と営業さんの3人でお客様のオフィスに訪問したのです。

 

ところが、この会社様の担当者と先輩が合わなくて。先輩の出す提案がいまいちお気に召さらないようで、打ち合わせが長丁場になりそうだったんですね。少しイライラしてきた先方担当者が俺に目をつけて、「君ならどう思う?」と振ってきて。「いえ、こいつはまだ新人なので…」と先輩は言ってくれたのですが、俺が何か言わないといけない雰囲気になったので、仕方なく俺は自分のアイデアを伝えました。ところが、「いいね!」と先方担当者にはその提案が受けてしまい、その方向で企画が進むことになったのです。先輩の顔に泥を塗ってしまったわけですね。

 

で、俺は先輩から恨みを買うことになり、無茶なスケジュールの仕事を振られるという報復をしばらく受けることになります。男の嫉妬って、本当にしょうがないです。

 

で、例のクライアントの担当者に気に入られた俺は、新卒採用向けの会社説明パワーポイントの相談を受けることになります。顔に泥を塗られた先輩は面白くないわけですから、前日に徹夜しないと終わらない仕事を俺に割り振るという低レベルのイジメを行ないます。ひーっ。断れない俺も悪かったのですが、なんとか徹夜で終わらせて、睡眠不足のまま、クライアント先に1人で行くことになりました。

 

「やばい、寝ちゃいそう!」と思った俺は、ジョージアエメラルドマウンテンを1缶ゴクリ。カフェインガードで万全です。

 

が、

 

気がつくと、俺は先方の担当者に肩をゆすられていました。一瞬、何がどうなっているのか意味不明でしたが、どうやら自分がクライアントの会社説明会用パワーポイント上映会の途中で寝てしまったという状況を把握すると、脳みそにかかっていた靄が一気に晴れました。そして襲いかかってくる、「やべえ、客先で寝ちまった!」という焦りと、下腹部が冷たくなっていく感覚。そして、先方の担当者は険しい顔をしています。苦し紛れに言いました。

 

「眠くなってしまうパワーポイントですね!改善の余地があるんじゃないでしょうか!?」

 

そこから、パワーポイントが見やすいようにカーテンを閉めきって部屋を暗くしていること、室内にかけているヒーリングミュージックが眠気を誘うこと、ただでさえよく分からない事業内容の説明を最初に持ってきているため頭に入ってこないこと、といった問題点を伝え、改善策を提案したところ、「たしかにそれは一理あるかもしれない」と提案に評価をいただけて、「ジョーンズくんが寝るくらいだからな(笑)」と冗談が出るくらいの雰囲気に立ち直すことができたのでした。

 

たまたま上手くいっただけの話ですが、後日、営業担当の人に笑い話みたいに伝えたら殴られまして。

 

「お前、俺があの会社から仕事をもらえるまでどれだけ苦労したと思っているんだ!くだらない睡魔のせいで台無しにされたら、たまったもんじゃねえよ!」と目に涙をたたえて怒られて。たしかにそうだと、俺は心の底から反省しました。

 

反省はしたのですが、自分の憂さ晴らしのためにそういうクライアントを平気で1つ潰そうとした先輩に対して思うことができたわけで。いろいろ苦い思い出の話ですね。オチはなし。