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【本のレビュー】『夫の扶養からぬけだしたい』――無職をやったからこそ分かる、男性として反省すべき点に気づかされる本。

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『夫の扶養からぬけだしたい』を読みました。漫画家を目指していたゆむいさんが結婚して子供を授かったことで、夢を諦め、主婦として生きていく道を選ぶものの、「いつ、働くの?」「なんで仕事を選ぶの」といった夫の言葉に動揺、夫婦の間にたしかな溝ができていくのを感じる…という実録マンガです。

 

 

 

こんな感じのマンガです

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Amazonの商品イメージより引用

 

 

夫のつとむさんから投げかけられるのは、「そんなの考えが甘い」「なんで努力しないの」「少し変わろうと思ってよ」といったダメ出しの数々。ついには、つとむさんの言動すべてに怯えるようになり、「このままでは自分が壊れてしまう」と。夫から逃げ出そうと別居する部屋を借りようにも、付きまとうのは、お金、お金、お金…。夫の扶養に入っている限り、自分には社会的信用がなく、自由も得られないことを思い知ったゆむいさんは、夫の扶養から抜け出すために、自分にできる仕事を探そうとするのですが…。

 

この作品を読んでいて「ひえっ」と思うのは、夫つとむさんのモラハラ言動の数々です。しかし、それらは全然他人事じゃないんですよ。近いことを自分も言ってしまったことがある気がします。

 

モラハラしたいわけじゃないです。その言動の裏には、「自分ばかり大変な目に遭っている」という被害者意識があって。パートナーに対して、「俺も苦労しているんだから、お前ももう少ししっかりやってくれよ」的な要望を出しちゃうんですよね。

 

でも、

 

俺の場合は、40代で3ヵ月の無職期間を経験して、奥さんの代わりに家事を経験したりしました。洗濯して、食器洗って、布団干して、掃除して。1つひとつはそんなに手間がかからない。でも、まとまると時間を食う。それに加えて、子どもの塾の送り迎え。突発的に起こる「なんだか熱があるみたい」という子どもの発熱。自分が考えたスケジュール通りにちっとも進まない。毎日の最後に残るのは、「今日はやりたいことの●割しかできなかった」という反省みたいな感情。

 

会社勤めをしていた時は、家にいるなら自由の時間が多い、と思っていたけど、なかなかそうでもはなく、これはこれで大変なことがよく分かりました。しかも無報酬。でも、男って世帯収入で話を進めたかるもので、俺にもそういう意識はあったので、この本を読んで反省しました。もしかして、無意識でモラハラしていないかなって。

 

ぶっちゃけ、分かりやすく「女性=被害者」という構図にしているけど、作者であるゆむいさんにも落ち度はあって、「お前もな!」と思うところもあるのですが、夫婦円満のコツは、「相手のことを思いやる」「相手に頼る」「相手に期待しない」であり、その意識を忘れないためのバイブルとして、ちょうどいい本だと思いました。