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田舎に移住しなくても、東京で消耗することなく働けるスーパーフレックス制度の話。

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東京で日々消耗しているのを感じて、一度は本気で北海道への移住も検討していた俺。しかし、ゲオも、TSUTAYAも、駿河屋も、山本耳かき店も、バーレスク東京も大好きな俺は、自然あふれる埼玉の片田舎に住んでいながら東京から離れることができませんでした。特に、バーレスク東京の推しであるmitoさんから物理的に離れる耐えられません。そんな俺は今、正社員をつづけながら、東京で消耗されないクリエイティビティあふれる日々を送っています。その秘密が、スーパーフレックス制度です。

 

 

 

『スーパーフレックス制度』って、何?

カンタンにいうと、フレックスタイム制度のスーパー版のこと。フレックスタイム制度というと、必ず出勤して働いていないといけないというコアタイムが設定されており、オフィスへの出勤義務もあります。

 

スーパーフレックス制度は、コアタイムがありません。朝早くから働いてもいいし、昼過ぎから働いてもOK。従来のフレックスタイム制度からさらに踏み込んで、時間に縛られない働きかたができるというものです。

 

加えて、ウチの会社の場合、リモートワークを奨励しています。そのため、オフィスに行かなくてもいい。「時間」と「場所」という制限を取っ払った、かなり自由度の高い働きかたが可能となっています。

 

日本ではまだ導入されたばかりの働きかたなので、正式に「スーパーフレックス制度とはこういうもの」と決まっているわけではないのですが、共通しているのは、「自分の働きかたを自分で決められる」ということ。フリーランスにならなくても、こういう自由な働きかたができる時代になっているのです。

 

最高でしょ?

 

・・・と言いたいところですが。世の中には分かりやすいストーリーがたくさん存在しますが、絶対無敵、完全完璧なものなんて存在しないものです。一見するとすごくいいスーパーフレックス制度ですが、問題点も多数存在します。俺はこの1ヵ月、この制度を使い倒してみてそう感じました。

 

今回の記事は、俺自身の体験をもとに、スーパーフレックス制度のメリットとデメリットをまとめたものです。なお、前述したとおり、スーパーフレックス制度の詳細は企業ごとに異なるため、ウチの会社の場合の話であることをご了承ください。

 

スーパーフレックスのデメリット

一番の問題は、Wi-Fiと電源を求めるジプシーになる点ですね。Wi-Fiと電源がないと落ち着いて仕事ができません。逆に言えば、Wi-Fiと電源がある場所をきちんと把握さえできていれば、「場所と時間にとらわれない自由な働きかたができる」ってことなんですけどね。

 

あと、もう1つ。PCが重い。動作環境のことではありません。PCの自由量が重い。いや、軽いノートを使えばいいのですが、一応、クリエイティブ系の仕事をしているもんで。それなりに大きいディスプレイとそこそこのスペックを求めると、それなりに重くなってしまうのです。そんなものをずっと背中に背負って移動したりするわけですから、この間なんか、ついにギックリ腰をかましちゃいました(テヘペロ)。

 

エンジンがなかなかかからない、って問題もありますね。これは個人の意思の問題だと思うのですが。1人でカフェに入ってコーヒーとか頼むとですね、「ほぅ…」と一息ついてしまい、「どうして仕事なんかしないといけないんだ」という気がむくむくと湧いてくるんですよ。締め切りと自制心がないと、時間を有効活用できない一面があります。

 

誘惑が多い。これも大きな問題です。昼間のカフェって、女子大生がよく利用しているんですよ。彼女たちって、ファッションに気を使っていて、この季節、露出が多い服を着てらっしゃるんですよね。チラチラと視界の端にセクシーがあるわけですよ。困りますね。また、渋谷を中心とするWeb系、アパレル系の多いエリアだと、ノースリーブ女子の出現率が高く、これも目のやりどころに困ります(仕事しろ)。

 

意外と、金と時間がかかる。少し考えれば分かるのですが、これは盲点でしたね。いろいろなカフェに行けば、当然、何か注文するわけですよ。コワーキングスペースに行っても同様です。あそこは時間貸しだとお金がかかりすぎちゃう。

 

スーパーフレックスのメリット

まず、満員電車に乗る必要がありません。ピークの時間をズラして出社することができるからです。俺の場合は、朝の8時に家を出て、空いている電車に乗って都内に出ています。都内まで出ないこともあります。さいたま新都心スターバックスカフェで一日中仕事をしていることも珍しくありません。

 

朝礼と会議がなくなりました。人がオフィスに集まっていると、どうしても効率的な情報共有手段として生まれてしまう朝礼と会議。これがほぼありません。一部会議はあるのですが、必要最低限のものだけです。時間が取られる社内行事がないということは、自分のために時間をフル活用できるってことです。

 

就業時間や同僚・上司の目を気にしなくていい。調子が悪いときは5時間勤務でもいい。逆に調子がいいときは、10時間勤務とかしちゃってOK。「同僚や上司の視線を気にして、とりあえずオフィスにいる」といったムダな時間を過ごす必要はありません。自分に合った効率的な働きかたができます。

 

毎日がシゲキ的になる。これもメリットですね。人間って、同じような行動を繰り返していると、視覚情報も大きくカットされてしまうんですよね。自宅と会社の往復みたいな生活をしていると、通勤途中の記憶がほとんどなかったり。でも、スーパーフレックスを使って、いろんな街に足をのばしてみると、初めての街の情報って脳にしみわたるんです。活性化するんですよ。

 

ウォーキングの時間が増えました。デスクワークをしているとどうしても陥ってしまうのが、運動不足です。しかし、スーパーフレックス制度は、いろいろ移動することにこそメリットがあると感じています。俺は週末にランニングをしていますが、やっぱり適度な運動って毎日のウォーキングだと思っていて。そういう意味では、とても健康的になった気がします。

 

時間を自由に使える。これもいいですね。例えば、日中の人が少ない時間に、役所に行ったり、散髪してきたり、昼食を食べたり、本を買いに行ったり…。そんな自由があります。俺の場合、一応、都内に出て仕事をしていますが、帰宅ラッシュの前に帰っちゃって、埼玉の自宅近くのカフェで残りの仕事を終わらせています。大勢の人たちと同じタイミングで同じ行動をするとストレスが溜まりますが、少しズラすだけで、驚くほどストレスのない生活が送れます。

 

最大のメリットは、正社員としての安定性を維持しながら、自由度の高い環境で仕事ができるということでしょう。もちろん、相応の業務を遂行する必要はありますけどね。交通費が出て、社会保険があって、確定申告も会社がやってくれて、成長機会のある仕事を任せてもらえて、自由もある。社畜も悪くないわけですよ。

 

てな、感じです

ウチの場合は、一応、オフィスがあるにはあってですね。そちらでは何人かの仲間たちが働きたいときは働けるようになっています。人恋しくなったり(笑)、仲間に用事があるときは、そっちのオフィスに顔を出して、冗談を交えたプレストを行なったりして、日々を過ごしています。

 

いかがでしょうか。スーパーフレックス制度は、利用者を信頼することで成り立っている制度だと思うのですが、自由度の高い働きかたができるものです。余計な対人ストレスがない点もいいですね。

 

東京って、ひと昔前までは消耗させられるだけの街だった…と個人的に思っています。でも、それはもう過去の話かもしれません。人がたくさんいる街だけじゃないし、落ち着いた雰囲気の街だってある。センスのいいお店や気の利いた商品が手軽に手に入るし、便利でクリエイティビティが刺激される街でもあると思うんですよね。

 

スーパーフレックス制度は、いいところだけじゃないけど、東京という街の良さを上手く利用しながら、消耗しないで仕事をしていく有効な手段じゃないかなって、思っています。どんどん導入されているようなので、古い働きかたや慣習によって苦しんでいる人たちが、この制度で救われるようになると、「仕事」とか「働く」ってことにもっと前向きになれるかもしれませんね。

 

まあ、使いこなすために、自律心を鍛え、Wi-Fiと電源の情報を集めなきゃいけないと思いますけどね(笑)