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大人になるとは、『FF2』のゴードンに感情移入できるようになるってことの話。

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ファイナルファンタジーII』はカッコイイFFなのだ。主人公はバスタードソードは持っていないし、ガンブレードも持っていない。しっぱも生えていなければ、ザナルカンドにも、ヴァナ・ディールにも行かない。ファルシのルシがパージもしなければ、戦闘後にBBQもしないのですが、カッコイイのです。

 

 

 

その男、ゴードン

ファイナルファンタジーII』を語るうえで、俺が「絶対に欠かせない」と思っているのが、ゴードンです。

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出典:スクウェア・エニックス

 

ゴードンは本作の敵であるパラメキア帝国と対立している反乱軍の中枢、カシュオーン王国の第二王子です。祖国がパラメキア帝国の襲撃にあった際、ゴードンは生まれてこのかた味わったことがない恐怖に襲われ、戦場から逃げ出してしまいます。兄のスコットを置いて。その結果、スコットは行方不明になってしまい、生存は絶望的だといわれてしまいます。生き延びたゴードンは反乱軍に合流するのですが、反乱軍のリーダーを務めているのはスコットの婚約者であるフィン王国のヒルダ王女。自分の不甲斐なさ、ヒルダから責められることを恐れて、ゴードンは反乱軍のアジトがあるアルテアの町で腐っているのでした。

 

子どもの頃の俺は、このゴードンというキャラが好きになれませんでした。ウジウジしていて情けない奴と思っていたのです。

 

でも大人になってから、見方がガラリと変わりました。恐怖に襲われて、自分の意志と関係なくその場から逃げ出してしまうことって、人間誰でもあるじゃないですか。そして逃げた理由に正統性をいろいろと付けたがるものです。ところが、このゴードンは自分の弱さを認め、苦悩しつづけます。そう、彼は自分の課題と向き合い続けるのです。なかなかできることじゃないありませんぜ。

 

まあ、いろいろあって、ゲーム中盤で彼はパーティに加わるのですが、案の定、めちゃくちゃ弱いんです。やる気はあるのですが弱い。正直、パーティのお荷物なんです。「これだから、いいとこ育ちのおぼっちゃんは…」なんて思うじゃないですか。短期間でメチャクチャ成長するんですよ。天才肌なんですよ。実は兄のスコットはゴードンの才能を見抜いていて、死に際に「お前はすごい奴なんだから、もっと自信を持て」と言っているんです。その通りなんですよ。そして、最終的には反乱軍の指導者にまで上り詰めちゃうんです。逆境をバネに才能を開花させる天才、それがゴードンなんです。カッコ良すぎると思いませんか。

 

課長島耕作』における、島が尊敬する上司・中沢喜一の35人ごぼう抜き社長就任のような奇跡を、俺たちに見せてくれるのです。・・・うん、この例えはちょっと分かりにくいかもしれませんね。

 

とにかく、大人になるってことは、『ファイナルファンタジーII』のゴードンのカッコ良さが分かる、という話です。

 

こんな俺が『ファイナルファンタジーII』について、やたら熱く語っている記事が書きになります。良かったらこちらもご覧ください。

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