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【本のレビュー】『ムリなくできる親の介護』――数年後のココロとサイフの負担を確実に減らすために、今読んでおくべきバイブルかも。

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人間は、財布をのぞいてみて、「あっ、今月は飲み会に参加し過ぎたから、給料日まで出費は抑えないと」という計算はできても、「10年後を見据えたお金の計算」は苦手だったりするもの。しかし親の介護とは、ほぼ間違いなく訪れるライフイベントであり、確実にお金がかかる。パワーもかかる。できれば避けて通りたいものだが、たぶん避けられない。そんな人々のココロとサイフが軽くなる本です。

日本実業出版社様からの献本によりこの記事を書いています。

 

 

 

 

俺と、親の介護の話

Googleは便利です。調べたい情報はググレばなんでも出てきます。それは間違いありません。しかし、必要に迫られてググった時、急いでいたためまんべんなく調べられなかった、情報のヌケモレがあって失敗した、そんな経験はないでしょうか。俺にもそんな経験があります。

 

父がガンで倒れたときのことです。それは本当に突然のことでした。最終的に「もう助からない」という判断になり、自宅療養することになったとき、すぐに介護用のベッドや車椅子といったものを用意しなければならなくなったのです。ネットで調べましたが、すぐにでも父が退院するため、情報を吟味する時間がありません。とりあえず、いろいろと買ったのですが、結論からいうと、この時買ったものはほとんど使えませんでしたし、使いませんでした。

 

結構な出費がほとんど無駄になったのです。金をドブに捨てたようなもの。知ってました?こういう商品って、リサイクルショップでも引き取ってくれないんですよ。例え未使用でも。

 

なぜ、無駄な出費が発生したのか。自分なりに考えてみたところ、「必要になるものと不必要なものを判断できる知識がなかったことが問題」という結論に達しました。介護について知識があれば、調べるために押さえるべき点が明確になったし、すべて自分で購入するという選択にもならなかったはずです。「無知とは罪」という言葉がありますが、まさに俺のこと。知っていれば、落ち着いて対処できることって、世の中あふれているじゃないですか。介護についても同じことです。

 

『ムリなくできる親の介護』は、実際の介護ノウハウをいろいろと教えてくれる本ではなく、その前段階、介護とはどういうもので、何が必要になってくるか、事前にどういうものを準備しておくといいか、を教えてくれる本でした。つまり、知っておくことで、未来の不安を軽減し、未来で必要に迫られる出費を最低限に抑えることが可能になる知識を与えてくれる本といえるでしょう。

 

どんな人にオススメなのか

親がまだ元気。ゆくゆくは、親の介護について考えなければならないと思いつつ、いろいろ大変そうなので考えられていない。たぶん、生活を圧迫するほど大きな負担を強いられるんだろうなぁという予感がしている。

…こんな人に、確実に役立つ本だと思います。

 

どんなメリットがあるのか

ゆくゆく考えないといけない、調べないといけないと思っていたことが、この本を読むだけで大体解決する。必要な情報を把握することができる。加えて、介護の詳細を知ることができるので、漠然とした不安が亡くなり、何を大切に考えなければならないかが明確になる。

…こんな風に、後回しになっている課題がスッキリすると思います。

 

この本を読んで思ったこと

ウチの奥さんとは7年付き合っていました。当然、結婚は意識していたのですが、なんとなく、「まだタイミングじゃない」と思って、7年付き合っていたんですね。奥さんに言わせると、「結婚すると決めているなら、早めに行動に移したほうがいいに決まっている」ということでした。今にして思うと、奥さんの言う通りだったと思います。来たるべき時が分かっているのなら行動は先んじて行なうべきなのです。

 

親の介護は、ほぼ間違いなく、誰しもの身に起きること。起きてからでは後手に回ってしまうため、先手を打つために「知っておくことは大事」だと思います。

 

日本は、今後ますます超高齢化を進めていきます。世界に類を見ないほど老人が多い国家が誕生しようとしているのです。たぶん、俺たちのライフスタイルは今までと同じではやっていけません。俺たちも、考えかたや物の見方を変えていかなければならないでしょう。そのためには、今、日本の介護サービスはどうなっているのか。何を人に任せて、何を自分がやるべきなのか。「知る」ことが第一歩だと思います。

 

俺は、恥ずかしい話ですが、この本に書かれているサービスのほとんどを知りませんでした。オススメされている「今やっておくべきこと」も発想がなかったという有様です。俺には実母がいます。最近少しボケてきました。来たるべき時は近づいているのかもしれません。そういう意味で、2時間かけて読んで、賢く生きていくための知識を得ることができたと思いました。