ほぼ日刊レトロゲームレイダース

おすすめエンタメ情報&笑い話を発信





【映画レビュー】『アントマン&ワスプ』――テーマは「パートナー」!別れたスコットとホープが再会してからずっとイチャイチャしている微笑ましい話。

f:id:retrogameraiders:20180930074348j:plain

こんにちは、レトロゲームレイダース/ジョーンズです。上映開始からずいぶんと経っちゃったけど、『アントマン&ワスプ』をようやく観てきました。感想は、まあ、タイトルに書いた通りなのですが、その詳細について、いろいろ触れてみたいと思います。

 

 

 

アントマン&ワスプって?

www.youtube.com

マーベルコミックの同一世界観での実写映画シリーズ「マーベルシネマティックユニバース(MCU)」の20作品目にあたります。MCUではちょっと前に『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』で10年前から存在が見え隠れしていたラスボス・サノスの地球侵攻がついにはじまり、サノスに6つのインフィニティストーンが奪われてしまい、サノスの悲願、全宇宙の1/2の生命消滅が成し遂げられてしまいました。だっふんだ。しかし、そんな『アベンジャーズ』の中で俺がストーリー以上に衝撃を受けたのが、

 

1.キャプテン・アメリカがひげ面になっていたこと
2.ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)が老けたこと
3.アントマン微塵も出てこないこと

 

この3点。特に「3.」が大ショックで、劇中で「スコットは司法取引の結果、監視付きで監禁されている」といったことが語られるのみ。『シビル・ウォー』でアントマンが参戦したことがすげえ嬉しかっただけに残念無念。てなわけで、『アントマン&ワスプ』は、「主人公スコットはアベンジャーズの時に何をやっていたのか?」が語られる感じの話なのでした。

 

俺が考える『アントマン』の魅力

www.youtube.com

マーベルヒーローは軒並みとどれも好きなのですが、『アントマン』は他のどのヒーローとも違う魅力があります。それは、子持ちのバツイチ男であること。

 

アントマンことスコット・ラングは、元は優秀なシステム・エンジニアだったのですが、たぐいまれな盗みの才能も持っている男。ひょんなことから前作『アントマン』で初代アントマンであるハンク・ピム博士からスーツを受け継ぎ二代目アントマンになります。しかし彼が戦う理由は、正義のためでもなく、世界平和のためでもなく、愛する娘キャシーと親しい仲間たちのため。

 

決してスーパーヒーローではない彼は、実に人間らしい等身大のヒーロー。情に弱く、人とのつながりを大切にし、ちょっと頼りなさげだけど決めるときは決める。そんなスコットのおかげで、10数年にわたって冷戦状態が続いていた、ハンク・ピム博士と娘のホープヴァン・ダインの父と娘の関係も修復されるのでした。

 

結論、スコットはとてもいいヤツなのです。いつの間にかホープの心も射止めたスコットが今後どうなっていくのか。娘のキャシーにどうホープを紹介していくのか。ここが『アントマン』の続編で私が気になるところだったのです。

 

で、『アントマン&ワスプ』のお話とは?

www.youtube.com

スコットはFBIの監視下に置かれ、自宅で軟禁生活を強いられていました。というのも、『シビル・ウォー』でキャプテン・アメリカ側に付いたことが、スーパーヒーローの活動内容を厳しく取り締まるソコヴィア協定違反だったため。

 

さらに、ハンク・ピム博士は、元はS.H.I.E.L.D.S.(シールズ)という戦略国土調停補強配備局に所属していたのですが袂を分かっており、S.H.I.E.L.D.S.に深く関係するアベンジャーズとも距離を置いていました。しかし、スコットが独断でキャプテン・アメリカと協力して、アベンジャーズアントマンの存在を明らかにしてしまったため、ハンクとホープから絶縁宣言。FBIからもハンクとホープと連絡を取ることを禁止されているのでした。

 

しかし、スコットはあるとき夢を見ます。その夢は、かつて量子の世界に入り込んだ時のものであり、同時に幼いホープとかくれんぼをするハンクの妻ジャネットの記憶でした。自分を通じてジャネットが何かを試みている。そう考えたスコットは「そのことを伝えなくては」という思いを言い訳にして2年ぶりにハンク・ピム博士に連絡を取ります。

 

ハンク・ピム博士とホープは、FBIから追われる逃亡生活を続けていましたが、2人はジャネットの置き土産であるワスプスーツを完成させ、ホープアントマン同様の特殊能力を持ち、羽による飛行能力まである「ワスプ」となっていました。

 

スコットが量子の世界から生還できたことをキッカケに、ハンク・ピム博士は一度は諦めた量子世界へ旅立つための装置、量子トンネルを完成しつつあったのです。スコットの身に起きた変化は、妻ジャネットから自分の位置を知らせるためのもの、と考えたハンクとホープは、あと2日で軟禁生活が終わるスコットを誘拐し、自分たちの計画を手伝わせる強硬手段に出たのです。

 

ところが、同時に量子トンネルを狙う謎の敵<ゴースト>が現れ、さらにブラックマーケットで暗躍する武器商人ソニー・バーチも量子トンネルは金になると踏まれ、スコットが脱獄している疑惑を受けてFBIも加わり、量子トンネルをめぐる熾烈な争奪戦へと発展していくのでした…!

 

アントマン&ワスプ』のみどころは?

ズバリ、アントマン(スコット)とワスプ(ホープ)のイチャイチャです。といっても、『アメイジングスパイダーマン2』のアンドリュー・ガーフィールドエマ・ストーンのようなイチャイチャぶりではなく。言葉にしなくても、互いがお互いを理解し、息の合ったコンビネーションをくり出すところは、ある意味、間接的なイチャイチャシーンだと俺は感じました。

 

本作は「パートナー」がテーマになっており、タイトルの『アントマン&ワスプ』はスコットとホープのことであると同時に、初代アントマン(ハンク・ピム博士)と初代ワスプ(ジャネット)のことでもあります。

 

世の中には、相手に興味がなくなっている夫婦が、意外にも多く存在すると聞きます。いつからこじれてしまったのか。同じ家庭内にそういう存在があることは、地味にストレスです。スコットとワスプの、お互いの足りないところをお互いがフォローし合う関係は、癒しにもなるかもしれません。

 

そして、ここが大事。前作では前歯が抜けていてあまり可愛くなかった(そこが可愛い)スコットの娘・キャシーも2年でだいぶ美少女になりました。そんなキャシーが「パパにはパートナーが必要だわ」「私が一番パパのパートナーに向いていると思うんだけど」「でもープならいいわ。あの人、頭がいいし。パパを任せても安心」というシーンが、本作の裏クライマックスだと思うので、このシチュエーションにグッとくる方は要チェックです。

 

とても分かりやすかった前作に比べると、登場人物が増えて、ストーリーも複雑になった本作。単体でも楽しめますが、MCUの良さはキャラクターの描写の別作品で描いて作品間で補完し合っているところですから、特に少しずつ変わっていく心理描写を楽しむには前作『アントマン』は最低限観ておくことをオススメします。

 

アントマン&ワスプ』、いい映画です。