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40代オッサンが、転職してたった2ヵ月で、ふたたび会社をやめることになった話。

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チーン…としか、いいようがございません。

 

 

 

5月中旬で会社やめます

まったく不本意ではありますが、3月に転職した会社を、このたび退職することになりました。まさかの、たった2ヵ月…。ずっと昔に入社した会社の場合、俺が入って7ヵ月で倒産したことがありますが、今度は2ヵ月…。さすがは夢の21世紀。ひと昔前では考えられないことが当然のように起きる、そこにしびれるッ、憧れるッ。いやー、今度書くことになる自分の職務経歴書がこわいです。

 

何で辞めることになったのか

実は、社内でクーデターみたいなものが起きました。

 

現・経営陣の経営権はすみやかには剥奪され、経営陣はそのまま即更迭みたいな感じに。そこに、先代・経営者が現れ、社内体制が新しいものに変えられていったのです。わずか2週間(10営業日)のことでした。

 

俺が入社した会社には、既存事業と新規事業という大きく分けると2つの事業があります。俺は新規事業のほうのメンバーとして入社しました。現・経営陣が注力していたのが新規事業。先代・経営者が注力したいのは既存事業。先代からのファーストアタックで新規事業はリーダーを失い、俺たちメンバーは混乱。先代・経営者の「新規事業を否定するつもりはないが、今、早急にやらなければならないのは既存事業の立て直し」という宣言を受け、新規事業の仲間たちはどんどんと辞めていったのでした。

 

俺はというと、すでにお客様とお取引のあるやりかけの仕事があったので、それを終わらせることに奔走しており、ひさしぶりに社内に戻ったら、「新規事業の仲間たちが誰もおらんやんけ!」といった感じです。

 

だから、声を大にして言いたいこと

セクハラで辞めさせられることになったわけではありません。ホントだよ!(笑)

 

「悪役」が存在しない交代劇

新規事業に所属する俺がこのような話をすると、新規事業を推進していた現・経営陣が被害者(正)、クーデターを起こした先代・経営者側が加害者(悪)みたいに聞こえるかもしれませんが、俺はというと、そうは思っていません。

 

江戸川コナンくんは「真実は常に1つ!」と言っていますが、その真実だって見るべき角度を変えれば、まったく異なる「正義」「悪」をつくり出すものです。今回の件において、俺は現・経営陣の話、先代・経営者の話、両方の話に耳を傾けてくわしく聞いてみたところで、ますますその思いを強くしました。

 

人間とは、目指しているものが異なれば、感じることも異なるわけで。ある人にとって大義の実現のためには少々の犠牲はつきもの」だったとしても、ある人にとっては「犠牲が必要な大義に意味なんてあるのか、そんな大義は間違っている」になる。この2つは、どちらも間違っていないのです。どちらも「正義」であり、今回のことは「悪役が存在しない交代劇」だと、俺は思っています。

 

しかし、積み重ねてきたことをご破算にされた現・経営陣と、大切なものを守るために立ち上がった先代・経営者の間には、「相手にしてやられたこと」がそれぞれあって、そこに感情がこびりついてしまい、すでに冷静に事を収めることができない状況まで一気に進んでしまいました。

 

現・経営者と先代・経営者は血縁関係にありません。10数年にわたる信頼関係があり、「君にならこの会社を任せられる」と、先代・経営者が現・経営者に事業継承しました。2人の関係は固い信頼関係で結ばれていたのです。つい、数ヵ月前までは。それが、ここまで一気に崩れてしまったことが、実は俺にとって一番さびしいと思うことだったりします。

 

「悪役」がいるとすれば…

ひょっとしたら、先代・経営者の話の中でよく出てきた「今の社内の状況を、引退した私に逐一報告してくれた人」は、「悪役」なのかもしれません

 

これが、誰なのかはハッキリしていませんが、先代・経営者との親しさを考えると、社歴が長い人なのでしょう。そして、現・経営者よりも先代・経営者の社風のほうが合っていた、もしくは恩恵を受けていた人であり、現・経営者の施策に対して多かれ少なかれ不満があった人…なんて邪推もできます。人間という生き物は、報告をする時に主観が入ってしまうものであり、主観の入った報告は、客観的な事実からするとねつ造ともいえる見え方がすることもあります。それが、今回の悲劇のトリガーになってしまったのかもとも考えられます。

 

あくまでも推測の域を出ない話ですし、犯人探しをするつもりはありません。

 

でも、こういうことはよくあることです。本人たちも悪意があってやっているとは限りません。この記事を読んでいるみなさんも注意してほしいのですが、親切に教えてくれる人が味方とはかぎりません。大抵、トラブルというものを運んでくるのは、「親切に教えてくれる人」だったりするものですから。お気をつけください。

 

被害者の言葉を真に受けない…

個人的に、「うへぇ」と思っているのは、社内の仲間たちの反応です。現・経営陣からの訴えを聞いて「うおおっ、先代・経営者、憎し!」といったテンションでグループチャットで発言をしたり、勢いで退職届を提出した者もいるようです。逆に、先代・経営者の話を聞いて「マジかよ!現・経営者、サイテーだな!」と言っている人も。しかしそれは、あまりにも短絡的すぎるだろうと思うわけです。

 

被害者は被害者目線でしか語れません。少しイヤな言いかたになりますが、無意識のうちに、自分にとって不利なことは伝えないことが多いです。そして世の中には、自分のことを被害者だと信じて疑わない加害者だっています。伝聞で聞いたことを、真に受けてそのまま信じてしまうことは、アタマを使っていない行為とも言えるのではないでしょうか。

 

もっと言うのなら、この短絡的な行動が、現・経営者と先代・経営者の関係性をより悪化させるブーストにもなりかねないと思うからです。

 

「更迭したのは現・経営陣だけで、君たちに同様のことをするつもりはないよ」と言っている相手に、「お前のとこでなんて働けねえよ、バーカ!」と退職届をつきつける行為をしたら、当然受けた側は気分が悪くするでしょうし、現・経営陣が煽動しているのではないか?と疑いの目を向けられることにもなりそうなわけで。より話がこじれそうですよね。

 

なぜ、「退職」という決断をしたのか?

「退職」という決断をしたのは、更迭された現・経営陣が新会社を立ち上げたので、そこに参加するためです。無職にはならないようでひと安心(ほっ)。

 

両方のお話を聞いた感想はさっき書いた通りで、事業内容については守秘義務もあるのでくわしいことは書けないのですが、経営的な判断として、どちらも理にかなっており、筋が通っている話だと思いました。となると、「どちらかを選ばなければならない」となったとき、どちらの経営者の考え方に自分の考え方が近いかと考えることになり、「現・経営者のほうが近いかった」というのが、決断の理由です。

 

この判断が正しいかどうかは分かりません。後年、「正しかった」と思えるような仕事をこれからしていかなければならないと思っています。

 

そんなわけで、気がついたらベンチャー企業の創設メンバーの一員になっちゃった」というお話でした。