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ひさしぶりに前職の人たちに会ったら、ゾンビみたいになっていた話。

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すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、俺はつい数か月前まで、とある東証一部上場企業で働いていました。埼玉のノラ犬みたいだった俺を、ひと通りまともな社会人に育ててくれたその会社には感謝の気持ちしかありません。しかし、俺にとっていつまでもいる場所とは思っていなかったので、身体を壊したのをキッカケに退職したのでした。あれから数か月。俺はかつての会社の隣の駅で働いている…。

 

 

ゾンビがいたよ

そんなわけで、いつか前職の人たちと会うこともあるだろうと思っていたら。ついに、電車でばったり会いました。前職で同じ事業部にいた営業男子2人です。俺が所属していた部署は、大口のお客様を相手にするエリート組織だったため(俺は違う)、営業の腕前も社内トップクラスの面々がそろっています。かつては一緒にクライアント先に行き、いっしょに冷や汗をかいたり、企画が通って喜び合ったり、狙った成果を出してガッツポーズを取り合った仲間たちが

 

ゾンビみたいになっていました。

 

肌は土色、目はやや充血していて、なぜかランランと輝いている。「どう、そっちの調子は?」と聞くと、「あいかわらずですよー、忙しいですー」と不気味な笑顔で返してくる。これ、俺がブログ記事のために誇張して書いているならよかったんだけど、誇張のない事実であり、しかも本当よりも描写を抑えているんだ、マジで。

 

俺は風のウワサで知っているのだ。前の会社が、ちょっとヤバいことになっていることを。もともと立てていた事業計画の目標が高すぎて、これまで同様の市況なら行けた数字かもしれないけれど、昨年あたりから確実に潮目が変わってきていて、大規模なプロモーションを打ったけど想定よりずっと低い反響しかきていないことを。そんな状況下でも目標ははるかにそびえたったまま。現状の人間だけが知恵を絞って、できるかぎり目標に近い数字を出さなければならない。なぜなら、部署は大口顧客を担当しており、事業部の売上の大きな部分を担っているからなのでした。

 

人間は、自分の鼻を自分で見ようとするのは大変です。しかし、他人の鼻ならカンタンに見ることができる。ゾンビのようになっている同僚は、たぶん、ちょっと前の私なのでしょう。自分では意外と気がつかないものだけど、少しずつ死んでいくようなことって、あるのだと思います。

 

「お前はもう死んでいる」

 

とは、『北斗の拳』のケンシロウのセリフですが、現代社会で最前線で働くビジネスパーソンにも同様のことが言えるかもしれません。

 

俺は別に、モーレツに働くことを否定しているわけではありません。というか、給与分働かない人間は●ねばいいと思っている人間なのですが、自分の限界を知って、コントロールしていく必要性は感じています。人生は意外と長い。身体や心を壊しても会社は面倒を見てくれません。ママじゃないんだから。自分で律していかないといけないのが大人なのです。

 

責任感のある同僚たちが、自分の現状にいち早く気がついて、仕事との適切なキョリ間を保って、健やかな日々を取り戻してほしい。そう思います。

 



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