ほぼ日刊レトロゲームレイダース

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【雑談】『ワンピース』のルフィに学ぶ、リーダーのあるべき姿。

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Amazonの本カテゴリーで「リーダー」というキーワードで検索すると、10000件以上の「リーダーとはかくあるべき」系書籍が出てきます。私もメンバーマネジメントをしてきた立場なので、この手の本は読んできたのですが、正直どれもしっくりきませんでした。同じように感じている方って意外と多いのではないでしょうか。

 

結局、いろいろ参考にしながら自己流でやってみた結果、一番しっくりきたノウハウが「麦わらのルフィに学ぶ」。同様のルフィに学ぶリーダー学って書籍になっていたりネット記事になっていますが、どれも「そこじゃねえ感」「分かっていない感」があふれるものばかり(と私は思っている)なので、俺式の回答を発表したいと思います。

 

 

 

リーダーには「リーダーシップ」が求められます。

 

この「リーダーシップ」という言葉は便利なのでよく使われますが、一般的には、「指導力」「統率力」と訳されることが多いようです。

 

ところが、この「指導力」「統率力」という言葉も、よく考えてみると分かりにくいですよね。もう少し分かりやすく噛みくだいてみると、「チームがどうあるべきかの“お手本”となって、チームをリードしていく(導いていく)こと」と考えると、分かりやすいかもしれません。

 

これは、先天的に宿っている力や才能ではないので、誰でも意識すれば実践することができます

 

でも、これだけではチーム運営はできません。なぜなら、1人でがんばっても、メンバーが付いてこなければ、チームとしての意味がないからです。

 

そのため、リーダーには求心力が求められます。

 

求心力とは字の通り、メンバーの心を向かせる力ですが、これも先天的に宿っている力や才能ではないため、誰でも意識すれば身につけることが可能です。

 

では、どうやって求心力を発動させるのか。

 

それは、信頼関係の構築です。「この人に付いていけば大丈夫だ」「この人は付いていく価値がある人だ」とメンバーに思わせること。この信頼関係が構築されると、求心力は発現します。

 

信頼関係は、急激にメーターいっぱいまで貯まるという類のものではありません。毎日少しずつ蓄積されていくものです。では信頼とはどうやって培われるものなのでしょうか。私は重要なのは下記の6点だと考えています。

 

【1】何がしたいのかメンバーの本心を聞く
【2】その本心を本気で応援する
【3】役割を与える
【4】その役割を本気で任せる
【5】できたことは褒める・評価する
【6】メンバーを周囲に売り込む

 

それぞれについて説明していきます。

 

【1】何がしたいのかメンバーの本心を聞く

リーダーの役割は、個々のメンバーのパフォーマンスを最大限に発揮することで、チームのパフォーマンスを最大化させ、チームの目標を実現させることです。そのためには、メンバーの本心を知ることがとても大切。次に大切なのは、メンバーの本心がどんなものでも決して笑わない、馬鹿にしないこと。本人にとってはとても大切なことですから、それを自分の価値観で判断して否定する人間に、人の上に立つ資格はありません。


【2】その本心を本気で応援する

これに尽きます。リーダーに必要なのは本気さです。それは組織目標だけに向けられてはダメで、メンバーにも同様に向けられなければなりません。でなければ、メンバーには伝わらないと思います。リーダーとメンバーの立ち位置は対等であるべきで、「互いの目的のために力を貸しあう関係」が望ましいと私は考えます。「力を貸してくれ。その代わり、お前のために力を貸す」という関係を成立させるためにも、相手の本心に本気で応えていく姿勢は欠かせないのです。


【3】役割を与える

リーダーはメンバーに役割を与えるべきです。その役割は、そのメンバーの本心、メンバーの特技に関連したものでも、逆に苦手だから強化させたい分野のものでも構いません。もう1つ大切なのは、役割に求めるパフォーマンスの要望は高く求めること。替えがきくレベルではダメで、この役割を遂行できるのは専任であるお前じゃないとムリというレベル。その理由は【4】で語りますが、ここで大切なのは、「なぜ、この役割をお前に任せるか」をきちんと言葉にして伝えること。期待する役割を大人なんだから自分で考えられるだろ?と考えているリーダーは私に言わせればただ責任放棄しているだけであり、言葉にして伝えることで任せた責任をリーダーが担うことが、信頼関係構築では大切なプロセスです。何より言葉にしなかければ何も伝わりません。忖度は美徳ではないのです。


【4】その役割を本気で任せる

リーダーはすべて1人でできる必要はありません。1つずつ特技を持つメンバーを集めて、チーム全体ですべてのことがカバーできればいいのです。だからこそ、リーダーはやらないことはやらない。任せることはとことんメンバーに任せる。その分野についてリーダーは、メンバーより頼りないくらいでいい。メンバー自身に「自分がちゃんとしないとヤバイ」と思わせるとともに、メンバーの居場所(心のよりどころ)をつくってあげることが大切です。


【5】できたことは褒める・評価する

役割と連動することですが、「任せていること」に対して、成果を出したときはきちんと褒めること・評価することが大切です。滅多に褒めること・評価することをしない人間は、滅多に「いいね!」を押さないことをこだわりみたいに勘違いしているかもしれませんが、そんなこだわりはただの独りよがりです。反応はないよりあったほうが良くて、しかも褒めるようなお金がかからないことを出し渋って、メンバーのパフォーマンスを引き出せないリーダーって、ただ無能なだけですよね。褒めたり評価することで、メンバーにとって「何をすればいいのか」が明確になると、頑張りかた・力の入れかたが分かってきて、成長が早くなります。同時に成功体験も分かりやすくなり、成功体験は自信につながり、自信はパフォーマンス向上を実現させます。


【6】メンバーを周囲に売り込む

【5】とセットになりますが、「ウチのメンバーはすごい」をリーダーが率先してアピールすること。「リーダー自慢のメンバー」ということをリーダー自身がアピールすることがとても大切です。他に引き抜かれてもいいのです。それがメンバーが望むことなら応援してあげるべき。自分のために気に入ったメンバーをいつまでも囲みつづけようとすると、チームはただのなれ合い集団になってしまい、腐っていきます。メンバーの新陳代謝は一定周期で必要なのです。

 

これ、私が仕事でリーダー職をやっていたときに、本で読んだことや実践しながらやってきたことです。

 

どうですか。いい感じでチームが動いていきそうじゃないですか?

 

で、

 

『ワンピース』を読み返してみたら、麦わらのルフィとやっていることが結構同じだったわけで。結論を言うと、ルフィの行動って、結構めちゃくちゃな感じで漫画では描かれていますが、リーダーとしては必要なことを洩らさずにやっていると思うんですよね。

 

なので、リーダーポジションにいる方は迷ったら『ワンピース』を読みましょう

 

仲間とか、自由とか、そういうのはどうでもいいんで。注目すべきは、ルフィが麦わら海賊団の面々とどのように向き合っているか。すると、リーダーのあるべき姿が見えてくると思います。しかも、実践での有効性は私が立証済みです。

 

覇王色の覇気がなくても、「何を大切に考えるか」を意識するだけで、チームのパフォーマンスを引き出すリーダーにはなれると、私は思っています。