ほぼ日刊レトロゲームレイダース

レトロゲームについて、ほっこり&もっこりする思い出話と雑談多め



【レトロゲームの話】とあるゲームと、とある声優さんと、神様のイタズラの話。

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ずっとゲームやゲームハードにまつわる話をしてきたこのブログですが、今回は、ゲームタイトルは伏せるカタチで、お話したいと思います。

 

いや、大した話では本当になくて、私がヒドイ男だというだけの話なのですが。でも多くの男性は、共感していただけるところがあるんじゃないかと思う次第です。

 

 

 

あなたは神を信じますか?

私は信じます。神さまは存在すると信じていますし、願いごとも叶えてくれると知っています。でも、相当、性格が悪いと思うんですよね。今回はそんな話です。

 

これは、私が高校生の頃のこと。

スクールカーストの下位にいて、とある事情で女性恐怖症に陥っていた私は、アオハルな高校生活を送れるはずもなく、じめじめとキノコのように生きる漆黒の学園生活を送っていました。

 

そんな私の生きがいはラジオ。とあるゲームを題材にしたラジオ番組があり、オイラはそのパーソナリティの女性声優に胸キュンぞっこん。毎日のようにハガキを書いて、番組内でこの声優さんの声で俺が書いた内容が読まれることに生きがいを見出して、ワクワクテカテカしていたわけです。

 

高校は遠かったんだけど、カセットにラジオの内容を録音して、毎日聞きながら登校したのでへっちゃら。

 

同級生の女の子を自転車の後ろに載せて、「ちょっ、お前、重いよー」「ヒドーイ」みたいなキャッキャッ&ウフフな生活とはまったく無縁でしたが、んなものはどうでもいいんだ。私にはその声優さんがいればそれだけで幸せだったのです。

 

その声優さんの写真が載っている雑誌はほとんどすべて買ったし、その声優さんが出演するラジオもすべて押さえました。

 

イベントにも行きました。すぐ近くで、あの声優さんがしゃべっている。同じ会場で同じ空気を吸っている。そう考えただけで…ハアハア…うっ。たぶん、外から見ると、結構ヤバイヤツだったかもしれません。

 

ある時、私はその声優さんが好きすぎる愛が暴走し、ついにある決断をするに至ったのです。

 

「そうだ、その声優さんを“召喚”しよう」

 

何を言っているのかよく分からないと思いますが、バカをやるYouTuberが分かっていながらバカをやるのとは違い、このときの私は本気(マジ)の中の本気(マジ)だったので、かなり笑えない事態でした。でも青春にはこういう暴走がつきものだと思います…と自己肯定しておきましょう。

 

召喚の儀式は、こんな感じです。風呂では何度も水をかぶり、身を清めて、ひたすら神さまに「あの声優さんと街でひょっこり出くわしてドンとぶつかるようなハプニングが起こりますように!」と、1風呂で300回以上祈るという荒行

 

半年ぐらいつづけたでしょうか。お母さんには「最近水道代が高いわ」とか、お父さんからは「アイツ、風呂が長いな」とか、何かやっていると感づかれていましたが、真相は隠し通せたと思います。

 

しかし、奇跡は起こりませんでした

 

逆に、私の邪念がバレたのか、以前はそこそこ採用されていたラジオ投稿もまったくか採用されなくなる傾向に。面白いことを書いてもかすりもせず。なんとなく「重い。キモイ」と本人にいわれたような気がして(被害妄想)、そのラジオ番組終了とともに、私の愛は急速に醒めていったのです。

 

 

 

20年後――

 

 

 

私は、奥さんと息子と、とある遊園地に来ていました。息子が「遊園地に行きたい」と言い出したことがキッカケです。

 

そのとき、奥さんと息子の写真を撮ろうと、構図のセッティングをしていた私は、とあるおばちゃん集団にぶつかるという失態をしでかしてしまいました。

 

「あっ、すみません。見えてなくて」

「いえいえ。こちらこそ」

 

お互い大人の対応で、その場では大きなトラブルにもならず、でもなんか違和感?既視感?みたいなものを感じつつ、このことは「日常のよくあること」として記憶の底にしまわれることに。

 

たまたま、かつて情熱を注いでいたあの女性声優さんがまだ現役でブログも定期的に更新していると聞いて、私は何気なく、職場で昼休みにそのブログを開きました。食べていたカップヌードルを吹き出しました。

 

近況画像があったのですが、その顔は、ついこの間、私が遊園地でぶつかったおばさんその人だったのです。つまり、「かつて憧れた女性声優とひょっこり出くわしてドンとぶつかるようなハプニング」は、20年の歳月を経て叶ったのです。これぞ神の奇跡。

 

しかし、ですよ。

  

私が会いたかったのは、83-58-85のスリーサイズの20代後半のお姉さんだった頃のその人に高校時代に会いたかったわけで、フツウのオバサンになっていたその人に今になって会いたかったわけではないという。

 

むしろ、なんかいい感じだった思い出が、新たな情報で上書きされる必要はあったのか。いや、どう転んでも失礼なことを言っているのは承知なのですが、なんとなく、私の心の気持ちがお分かりいただけるでしょうか。

 

そんな男の身勝手な天界へのクレームって話です。すみませんでした。m(_ _)m