ほぼ日刊レトロゲームレイダース

おすすめエンタメ情報&笑い話を発信





2018年版、小学生の子どもにサンタクロースの存在を信じさせるために、お父さんがガチでサンタクロースをやっている話。

f:id:retrogameraiders:20180121134036j:plain

こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです。
わが家では、息子が3歳の時から俺がかなりガチでサンタクロースの演出をかましており、少なくとも小学生になった今の今まで、息子は超自然的な存在としてサンタクロースの存在を信じています。しかし、小学3年生にもなると、友だちたちが「サンタってのはお父さんのことなんだよ」とか言い始めて、本人も疑い始めており、そろそろ限界がきているのも事実。そんな2018年版お父さんのサンタクロース奮戦記をお届けします。

 

 

 

 

22日(土)、くつしたをセットする

ご存知の通り、2018年のクリスマスは、22日(土)、23日(日)、24日(月)の三連休。小学生の息子は、「いつサンタクロースが来てもおかしくない!」と言い出し、22日(土)の夜、わが家の玄関にプレゼントを入れてもらうためのくつしたをセットするのでした。

f:id:retrogameraiders:20181231071834j:plain

こんな感じ(↑)。
サンタクロースはよい子のところにしか現れないといわれています。今年の息子は、少し思うところがあるらしく、「今年は僕のところに来てくれないかもしれない…」と言っていました。学校の成績が少し悪かったからでしょうか。ジョーンズ家は子どもの成績いかんでプレゼントを変えるといった教育方針ではないので、心配しなくていいんだよ。…などと思っていると息子が言いました。「バナナを入れたほうがサンタクロースは来てくれるかな?」。息子よ、それはカブトムシだ。少しは理科の勉強をしろ。

 

23日(日)、あわてん坊のサンタクロース見参

翌朝、昨日の夜に仕掛けたくつしたを息子が確認すると、中にはプレゼントが入っていました。「やったー!今年もサンタクロースさんが来てくれた!」。無邪気に大喜びです。

f:id:retrogameraiders:20181231073507j:plain

プレゼントの大きさが小さいことを気にしながらも、ズッシリとした重量に期待を膨らませる息子。「なんだろう、マリオパーティかな?スマッシュブラザーズかな?」と鼻歌を歌いながら包装を開けていきます。ゲームのことばっかりだな。まったく誰に似たのやら。

 

ところが、包装紙の中から出てきたのは、漢字の辞典でした。

f:id:retrogameraiders:20181231074043j:plain

「サンタさんからのプレゼントなんだから、そりゃ嬉しいよ」。口ではそう言いながらも、明らかにテンションがだだ下がりの息子。 小学館ドラえもんはじめての漢字辞典』はなかなかいい本なんですけどね。そんな息子は、プレゼントを見ていて、あることに気が付きます。

f:id:retrogameraiders:20181231074520j:plain

「これ、ボクのじゃないよ!」。メッセージカードに書かれているのは「to Kei Sato」。サトウケイという別人の名前が書かれています。英語スクールに通うことで身につけていた英語力がここに活かされ、この事実に気が付くことができたのでした。息子は言います。「サンタクロースさんなら、僕が辞典よりもゲームが欲しいってことを知っているはずだから、おかしいと思ったんだよ」。お前、少しは英語の勉強をしろ。

 

どうやらサンタクロースの誤配送だったみたいですね。息子はどうするのでしょうか。しばらく考えていた彼は言いました。

 

「僕のところにサトウケイくんのプレゼントが来たということは、サトウケイくんのところにはプレゼントが来ていないってことだと思う。だから、サンタクロースにここに荷物が間違って届いていることを伝えないと。サトウケイくんが可哀想だよ」

 

そして息子は、自分が開けてしまったプレゼントの包装紙を直して復元。かなり汚い包装になっていましたが、本人的には「よしっ!」ということらしく、そのまま算数のノートを1枚ビリッと破ると、何かを書き始めました。サンタクロースへの手紙だそうです。文面はこんなのでした。

 

サンタさんへ
いつもお仕事おつかれさまです。ぼくのところにサトウケイくんのプレゼントが入っていました。袋はあけちゃいました。ごめんなさい。サトウケイくんがプレゼントを待っていると思うのでとどけてあげてください。

 

息子はプレゼントとノートに書いた手紙を玄関のくつしたの中に入れました。そして、二礼二拍手一礼をしていました。それ、神社のお参りだぞ。

 

24日(月)、本当のプレゼントが届いた

朝、起きるとすぐに玄関を確認しに行った息子。そして大はしゃぎ。どうやら、サンタクロースからの返礼があったようです。

f:id:retrogameraiders:20181231080632j:plain

昨日よりも大きい袋に入ったプレゼント。メッセージカードにはちゃんと息子の名前が書いてあり、サンタクロースから謝罪の言葉も添えられていました。

f:id:retrogameraiders:20181231081003j:plain

ご満悦。
「これ、僕がほしかったやつだ!」。プレゼントの中身は、ニンテンドースイッチ用ソフト『ロックマン11 運命の歯車』のコレクターズパッケージ。ロックマンのアミーボが付いてくるやつです。さらに袋の中には、サトウケイくんへのプレゼントだった『ドラえもんはじめての漢字辞典』も入っており、サンタクロースからのメッセージには、「この辞典もプレゼントします。きちんと勉強もすること」って、書かれていたんだってさ。

 

…という演出を行ないました

今年は、お父さんのコスプレサンタクロースが出ると、バレそうな雰囲気だったので、サンタクロースと息子の接点はまったくナシにしました。三連休ということを上手く使って、数日間にわたって、ドキドキとワクワクがつづくようにした感じです。

 

手の込んだクリスマスをやりつづける理由

以前、2017年版の家庭内サンタクロースの記事をアップしたときに、「子どものことを考えていない親のエゴなんじゃないか」という指摘を受けました。まあ、エゴだよ、これは(笑)。

 

でも俺は思うわけです。「クリスマスにお金で買えるプレゼントをただあげる」という行為には、あまり意味がないなぁと。極端に言ってしまえばクリスマスって、「プレゼントを買う」という出費を精神的に許す小売業界に作り出されたイベントに乗せられているだけなんですよね。いつかサンタクロースはいないってバレて。いつかクリスマスプレゼントは家庭内の慣例になって。いつかプレゼントを親からもらうことも打ち止めになるわけです。慣例にのっとって惰性で続けるイベントは、プレゼントする側がだんだん虚しくなる。打ち止めになった時、プレゼントをもらう側も鼻白む。なんでそんな気持ちにならないといけないのか。おかしいと思いませんか。

 

俺がやっていることは、言ってみれば「茶番」です。でもこの茶番こそが、親から子どもへの本当のクリスマスプレゼントだと考えています。

 

経験をプレゼントしているんですよ。子どもの頃にしか味わえない、サンタクロースを待ってワクワクして、プレゼントをもらってドキドキする。いつかバレる嘘ではありますが、バレたとしても親から子への思いはたぶん伝わるじゃないですか。クリスマスのためにここまで手間をかけるってことは、無関心な相手にできることじゃないし。相手に喜んでもらいたいから手間暇かけるってことが伝われば、それには意味があるかなーと思うんですよね。正しいかどうかは分かりませんが、俺なりの愛情表現の1つということです。