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【hulu生活】『ダイ・ハード』――NYのはみ出し者の刑事は、愛する妻を助けるためにたった1人で武装テロリストと対峙する羽目になる!

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huluで視聴できる作品の面白さをできるだけ多くの方にお伝えしたい、このコーナー。今回はダイ・ハードブルース・ウィリスを一躍アクションスターに押し上げたこの作品は、アクション映画ではありますが、不器用な夫が妻に対して自分にできる最高のカタチで愛を貫くラブストーリーでもあります。

 

 

 

 

ダイ・ハード』って、どんな映画?

シリーズ化されている作品であり、主人公のジョン・マクレーン刑事は「絶対に死なない男」とかも言われていますが、それは本作の誤った解釈です。『ダイ・ハード』の、少なくても第一作目のコンセプトは、「マッチョなヒーローが正義という大義のために悪と戦う」という当時のアクション映画の常識を覆し、「フツウの職業警官が、正義とか職務とかではなく、愛する妻のために何度も死にそうな目に遭いながらも、無茶苦茶な状況を乗り越えていく」という映画でした。

 

その後、シリーズが重なっていくにつれて、等身大の人間だったジョン・マクレーンは、だんだんマッシブなテンプレートなヒーローとして描かれてしまうのですが、少なくとも一作目は違います。

 

ダイ・ハード』って、どんな話?

主人公であるニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーンが、ロサンゼルスに住んでいる妻のホリーと子供たちに会いに来るところから物語は始まります。マクレーンを出迎えてくれるのはリムジン。これは、ホリーが勤めているナカトミ商事のホリーの上司が気を利かせてくれたもの。自分とあまりにも違う世界に、驚きを隠せないマクレーン。そもそもこの夫婦はなぜ別居しているのか。二人とも関係を修復したいと思いつつもなかなかできないでいる。そんなもどかしさを感じさせながら、ナカトミプラザビルでクリスマスパーティにマクレーンは参加することになるのでした。

 

とはいえ、高額所得のビジネスマンたちのパーティになじめないマクレーンは、妻の専用オフィスに引っ込んでいました。そして、妻がマクレーン姓を名乗っておらず、旧姓で仕事をしていることを知ってショックを受けます。それは仕事上仕方がないことだったのですが、ジョンとホリーはそのことで口論になってしまうのです。

 

そこに、謎のテロリストたちの一団がナカトミプラザビルに現れて手際よく建物を占拠。パーティに参加していたビジネスマンたちを人質にしてしまいます。ホリーも捕らわれの身です。マクレーンは"いるはずのない参加者"だったこと、たまたまホリーのオフィスという離れた場所にいたため、テロリストたちに気づかれませんでした。たった1人、ランニングシャツに裸足というリラックススタイルのまま、マクレーンはテロリストに気づかれないように身を隠しながら、彼らの狙いに探りを入れていきます。

 

テロリストならば、何かしら要求があるはず。しかし、彼らは何も要求する素振りを見せません。しかし、何かをやっているのは確かであり、そこに狙いがあるのも確か。敵は10数名。常識的に1人でやり合うのは不利と考え、マクレーンは外にテロリストに占拠されている事実を伝えようと試みます。まずは火災報知器。うまく作動しましたが、ビルの警備員に扮したテロリストによって「誤報」とされてしまいます。これによって、マクレーンは存在をテロリストに知られてしまうのでした。

 

次に、マクレーンは倒したテロリストかせ奪った無線機の非常用チャンネルを使って、警察に事実を伝えました。当然、テロリストも同じチャンネルを使っているため聞かれてしまい、マクレーンはピンチに。警察はマクレーンの必死の叫びをイタズラと考えていましたが、ナカトミプラザビル近くにいた巡査部長アル・パウエル(太っちょ黒人警官)に巡回を依頼。テロリストたちはビル警備員を装い、パウエルを誤魔化すことに成功するのですが、マクレーンは帰ろうとしたパウエルのパトカーの上にテロリストの死体を落とし、マシンガンを乱射して、「尋常じゃない状況が起きている」ことをパウエルに伝えるのでした。状況を理解したパウエルは、以降、無線でマクレーンと会話しながら彼を支えていく"相棒"となります。

 

テロリストたちの完璧な作戦は、予定外の一匹のお邪魔虫マクレーンによって少しずつ狂わされていくのでした。1人ずつテロリストを倒していくマクレーンですが、疲労は蓄積されていき、無傷というわけにもいかず、だんだん追い詰められていきます。一方、テロリストたちもマクレーンによって苛立ちを隠せない様子。それを見てホリーはつぶやくのです。

 

「きっとジョンだわ。あの人まだ生きているんだわ。あんなに人をイライラさせられるのはジョンしかいないから」

 

ホリーは仕事にかまけているジョンに不満がありました。しかし、人質という立場になって、夫が命を懸けた仕事をしているということを初めて知るのです。一方マクレーンは、物語の終盤でアル・パウエルに弱音を吐きます。

 

「俺は自分が本当にバカな男だったということがよく分かった。妻が仕事でチャンスをつかんだ時、俺はもっとサポートすべきだった。俺は彼女に何前回とアイラブユーと囁いたが、ただの一度だって謝ったことがない。パウエル、1つ頼みがある。俺に万が一のことがあった時、俺の妻を探して出してこう伝えてほしい。俺が間違っていた、と。本当にすまなかったと言っていた、と」

 

物語は、物語が進むにつれて、少しずつ明らかになっていくジョン・マクレーンとホリーの間に何があったのか。そして、ロサンゼルス市警だけでなく、FBIも介入してきて、戦場と化していくナカトミプラザビル。その結末はどうなるのか。それはご自身の目で確かめていただければと思います。

 

この作品は、2018年11月現在はhuluで視聴できます。