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『夢ペンギン物語』――男のぽっちゃりはモテない!?結果にコミットできるかが問われる史上初のライザップアクションゲーム。

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こんにちは、レトロゲームレイダース/ジョーンズです。

今回発掘した作品は、コナミが1991年に発売したファミコン用ソフト『夢ペンギン物語』。太ってきた主人公のペンギン・ペン太が愛するヒロインペンギン・ペン子をライバルに取られないように頑張ってダイエットするという(笑)、アクションゲームです。

 

 

 

 

実は『けっきょく南極大冒険』シリーズ3作目!

明言はされていないのですが、主人公とヒロインの名前が共通であるため、どうやら『けっきょく南極大冒険』『夢大陸アドベンチャー』につづく3作目という位置づけにある『夢ペンギン物語』です。

 

はっ!そういえばタイトルに「夢」がついていますね!

 

そんな本作のストーリーは、1991年という時代の影響もあって、ちょっとトレンディドラマっぽさがあります。登場人物は、主人公のペン太、ヒロインのペン子、そしてライバルのギン太。ペン太とペン子は恋人同士ですが、年々太り続けるペン太に、ペン子は愛想をつかしてしまい、ギン太と付き合うと宣言してしまいます。しかしそれは本心ではなく、ペン太を本気にさせるための言葉。本心はペン太に痩せた姿のペン太に迎えに来てほしい。私の体も心もギン太から奪い取ってほしい。そんなペン子の本心を聞いたペン太は一念発起。ダイエットしてペン子を迎えに行くことを決意するのでした。ところが、前からペン子のことを狙っていたギン太はこれをチャンスと考えていたのです。計画は、痩せクスリでペン太を応援しつつ、その裏では部下たちに命じて、ペン太にたくさんの食べ物を食べさせてさらに太らせてしまい、ペン子のハートを完全に奪い取ってしまおうというもの。かくして、2人の男が1人の女をめぐって、熱くてちょっとまわりくどいアドベンチャーが始まるのでした。

 

しかし、ペン子、お前なあ…と思ったり(笑)。

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前例のないハードリバウンドアドベンチャー

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ゲーム画面はこんな感じ。注目していただきたいのは画面下にある「ひまん」「ふつう」「やせ」と書かれている謎のゲージ。これこそ、ペン太の体重&体型そのものです。「やせ」のほうに持っていく努力をしなければなりません。

 

しかし、このゲーム。敵の攻撃のほとんどは「食べ物を投げてくる」というもので、食べ物がペン太に当たるとペン太はそれを食べてしまい、太ってしまいます。また、ステージ内には食べ物がたくさん浮いており、これも避けていく必要があるので注意。逆に、やせる方法は特定の敵を倒すと出てくるかステージ内に配置されている「痩せクスリ」のみ。現実と同じで、「太るのはカンタンだが痩せるのは難しい」という具合になっています。

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また、ペン太の体型は「ひまん」「ふつう」「やせ」と三段階に分かれており、それぞれの能力が異なる点を覚えておかなければなりません。

 

「ひまん」は動きが鈍く、ジャンプも高く飛べません。攻撃方法はフライングボディアタック。高い攻撃力を誇ります。

「ふつう」は動きも攻撃力も並。攻撃方法はキックであり、近接戦闘になりますが、なかなか使いやすいです。

「やせ」はスピードが速く、ジャンプ力も高いのが特長。「ポ」という字を吐き出すポ砲という遠距離攻撃ができますが、攻撃力が弱いです。

 

つまり、ゲーム中に受けたダメージによって、主侵攻のキャラクター性能が変わってしまうため、臨機応変に対処していかなければならないところが、このゲームの面白いところ。ところがどっこい、一度、太ってしまうと、連続で攻撃を受けて太り続けて、なかなか痩せることはままなりません。かなり現実的です。立て直しが重要というところでは『グラディウス』のパワーアップに通じるところがあります。

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文字を読んでいるだけでなんとなく想像がつくかもしれませんが、ぶっちゃけ、現実のダイエット同様にストレスが溜まります。しかし本作、アクションステージだけでなく、偶数ステージはなんとシューティングゲームに。気分転換になるメリハリがつけられているのです。

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ちなみに、ヒロインのペン子には、一定時間ごとに電話を求めてくるとか、どんどん要望度が上がってくるとか、「女としては地雷じゃないか」という個人的見解があるためか、それでもペン子のために頑張るペン太の姿にイマイチ共感できない自分がいます。そのせいではないと思うのですが、本作はコナミのアクションゲームに多いプレイしていないと人生の半分は損をしている的な面白さはない、と感じています。

 

しかし、ゲームシステムのアイデアはなかなかユニークであり、こういうゲームを作ってしまうところが実にファミコン時代のコナミらしいとも思うわけで。大きな期待をせずに楽しむとなかなか楽しめる、そんなアクションゲームではないでしょうか。

 

このゲームから学んだこと

男を試してくる女は、大抵ロクなもんじゃない