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【平成最後の夏】40歳をすぎて、自分が「どういう人間なのか」が分かったことで、少し救われた気がする話。

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今週のお題「#平成最後の夏」

自分のことって、意外と自分でもわかっていそうで分かっていないもので。私に関していえば、自分が「天才肌タイプ」であるということを知ったのは、40年以上生きてきて、つい最近のことでした。まさか平成最後の夏まで、自分で自分を誤解していたとは思わなかったです。

 

しかし、天才ではないのです。天才肌なのです。天才肌とは、「周囲から"ヤダ。あの人、天才かも!"と思われがちな人のこと」らしいのですが、要はなんちゃって天才であり、実際は天才ではないので、いろいろ苦悩とトラブルも多いわけで。今回はそんな話になります。

 

 

 

そもそもの不幸のはじまりは、私の「物事の"本質"を瞬時に見抜いてしまう」という特技にあります。

 

これは、私が無意識に「目の前にあることで一番重要な点は何か?」を考えて導き出しているらしいのですが、感覚としては「答え」が先に来てしまうのです。で、この答えは基本的に合っているのですが、無意識で考えていることなので、私には答えに行きついた思考のプロセスが説明できません。着眼点として新しく、「なるほど!」「たしかに!」と相手に思われるポイントを出せるのですが、なぜそうなったのか、説明を求められるのが苦手なのです。

 

瞬時に出せてしまうというのも厄介で。ひと通り話を聞いて、こちらからいくつか質問をして、「なるほど」とうなづいて、ポン!と答えが出てしまうため、見方によっては、「直感でいい加減に答えを出している」ように見えてしまいます。

 

特に、ロジックを固めて、時間と手間をかけて、ようやく「答え」を導き出すタイプの人とは相性が悪く、「ちゃんと手順を踏め」と怒られたりするのですが、手順の踏み方が苦手なので、時間はかかるし、説明もあやふやになってしまうため、「やっぱりちゃんと考えていない=いい加減に仕事をしている」とレッテルを貼られてしまいます。神に誓っていい加減に仕事はしていないのですが、いい加減に仕事をしていない証明ができない以上、「無意識でいい加減なのかな…」と落ち込んだこともありました。

 

たしかに、この鋭すぎる直感に頼った仕事の進めかたは、再現性があるとは言えません。ここは欠点といえるでしょう。

 

誤解を受けやすい理由の1つに、「協調性がない」ということが挙げられます。しかし、チームワークができないわけではないのです。みんなと歩幅を合わせるのが苦痛で苦痛で仕方がないのです。

 

例えば集中力。私の場合、朝から晩まで、8~10時間近く集中力がつづきます。私は普通のことだと思っていましたが、これは異常なことだそうで。なので、隣の人間が1時間おきに煙草を吸いに行ったり、どうでもいい話をしてくることが、イライラするし、放っておいてほしいと思うわけです。

 

あと、挫折することがありません。一度決めたことは、とことん追求するタチなので、途中で諦めるということが大嫌いです。なので、頑固者と思われたり、人と合わせられない困り者と思われてしまうようで。自分は良かれと思って一生懸命にやっているのに、なかなかその思いは伝わりません。なんとも残念です。そこまで思い入れのないものならサクッと諦められるんですけどね。

 

なので、

 

使いようによっては爆発的なパフォーマンスを発揮する私なのですが、一般的な組織の中で、一般的な評価軸の中に身を置くと、欠点が目立ち、評価されにくいという事態に陥りがちなのです。

 

加えて、私は自己評価が高くないため、「自分は社会人として能力が高くないので、もっと頑張らないといけない」と、ずっと思っていました。

 

しかしその一方で、周囲にいるのは、才能面で秀でたところがない人(平均的に社会人として能力バランスがいい人)ばかりで、尊敬することがまったくできず、またお手本にすることもできませんでした。自分の道は自分で作っていくしかない。そうやってきた日々を送ってきたわけです。

 

ずっと感じてきた違和感が、先の天才肌の自己理解によって、氷解していきました。平成最後の夏、灼熱のファイヤーダンスは私の本来いるべき場所を教えてくれた気がします。私の場合は、周囲に私の強みを把握できるモノサシを持った人がいない、ということだったのです。

 

40歳をすぎてもこのざまです。今、周囲とのズレを感じている人も、原因は自分ではなく、周囲にある可能性もあるわけで。自分を責める前に、きちんと自分を把握することが大切だと思う、平成最後の夏でした。