ほぼ日刊レトロゲームレイダース

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【夏休みに役立つかも】レトロゲームレイダース流、子どもが楽しんで書ける読書感想文の書きかた・考えかたの話

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さて。夏といえば読書感想文です。

世の中のお父さんは、子どもの宿題サポートに勤しまなければなりません。私も産業医から「できるだけ何もしないで休みに専念すること」と言われているにもかかわらず、子どもの夏休みの宿題の手伝いに追われている今日この頃です。そんな中で、アニメ・ゲーム好きがグッとくる読書感想文の構成を息子から学びましたので、こちらで共有したいと思います。

 

その方法とは、ズバリ、「ある場所で、別の選択肢を選んでいたら、どんな世界線になっていたかを書く」という読書感想文です。この手法は小学3年生から中学3年生くらいまで応用できると想定しています。

 

 

 

これは、私が提案する読書感想文の構成です。こんな流れになるのがいいかなーと思っています。

 

(1)何を読んだかの宣言。選んだ理由。
(2)どんなお話だったか。
(3)このお話を読んでどう思ったか。
(4)より良い結末に向けて、どこの選択が間違っていたか。
(5)別の選択を選んでいたらどうなっていたか。
(6)何を学んだか。明日から何に活かすか。

 

読書感想文なんてものは、最終的に「何を学んだか」「学んだことをこれからどう活かしていこうと思っているか」の2点がいい感じになれば、先生や教育委員会ウケがいいのです。これが(6)のところ。

 

そして大切なのは、ビフォー&アフター。「本を読んだことで大きな変化・気づきがあった」と思わせることが大切。(1)と(6)ですね。なので、(1)については、現代っ子らしい、少しやる気がない感じのリアルな感想が望ましいでしょう。

 

(2)は読み手への親切心として大切です。先生だってすべての本を読んでいるとは限りません。読んだ本がどんなストーリーなのかを語ることで、先生は筆者の思考を追いやすくなります。思考を追いやすい(=分かりやすい)ことはいい評価をいただくために大切なことなのです。

 

(3)はポイント。一般的には、ここできちんとしたことを書きそうになりますが、そんな読書感想文は時代遅れです。ここは、アマゾンのカスタマーレビューのように、感じたことをそのまま書くほうがいいでしょう。読み手に共感されるくらい、リアルなものがいいです。それでもきちんとカタチになるのが、この構成ですから。

 

(4)は楽しく考えましょう。まずは、(3)の感想をもとに、「自分だったら、どういう結末が良かったかを考える」ことが大事。まずは、自分が考えるベストエンディングを考えます。ただし、物語の主人公の生来の性格や環境といった初期設定は変えられません。物語スタート時の設定をいじらないという制限付きで考えます。大団円にならなくてもいいです。こんなところかな?というところで考えましょう。その上で、どの選択がカギだったかを考えて、その理由といっしょに書きます。根拠は乏しくてもいいのです。

 

(5)は書き手の独壇場。(4)の選択によって変わった別の並行宇宙でのお話を書いていきます。「本来であれば、○○○してしまうところですが、主人公は○○○という選択をしたことで、心境が変わっています。そのため、○○○に巻き込まれるといったことはないはずです」といった書きかたで進めていければと思います。

 

(6)はまとめ。(4)の選択が重要と思った理由を書けばいいのです。そして、それを自分の日常に置き換えたときに何が言えるのか。何が大事といえるのか。だから、明日から○○○ということに気を付けていきたい、意識していきたい~といったまとめ方が無難です。

 

いかがでしょうか。

 

ちなみに、例としてウチの息子の読書感想文を紹介したいと思います。年は小学3年生。題材は『フランダースの犬』です。

 

(1)何を読んだかの宣言。選んだ理由。
知っているお話だから。パトラッシュが可愛かったから。

 

(2)どんなお話だったか。
ネロは心優しく絵の才能のある少年だったけど、周囲からの誤解を受けて、肩身の狭い思いをして、すべてをかけた絵のコンクールでも優勝できず、心が折れてパトラッシュといっしょに死んでしまう悲しい話。


(3)このお話を読んでどう思ったか。
ネロはもう少しで幸せになれたのに、なぜか届かなかった。きっとどこかで選択を誤ったからではないか。


(4)より良い結末に向けて、どこの選択が間違っていたか。
ネロに必要だったのは、強力なフォロワーだ。ネロは大事な決断を自分でどんどん決めてしまうが、相談できる相手がいたら変わっていたのでは。


(5)別の選択を選んでいたらどうなっていたか。
ネロの誤解を解くために動き回ったり。ネロに絵で稼ぐことを教えたり。絵のコンクールで優勝しないとどうにもならないという博打も反対したはず。


(6)何を学んだか。明日から何に活かすか。
友だちって大切。僕は友達にとって、最後までちゃんと応援してあげる友達でいたいと思いました。

 

おっ、なんとなく、カタチになっている気がしませんか。読書感想文で悩んだら、構成に当てはめてみてください。本人の想像力や個性もきちんと出るようになっています。困っていたらお試しあれ。