ほぼ日刊レトロゲームレイダース

レトロゲームについて、ほっこり&もっこりする思い出話と雑談多め



児童公園の砂場の底に消えた、うるわしきエロ本の話。

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「昔はよく土手にエロ本を拾いに行ったものだなぁ」ツイッターで呟いたら、「FF外から失礼します。俺は女の裸が見たいと思ったらすぐに見せてくれる女がいつもそばにいるのでエロ本を見たことがないぜ、おっさん」という、死ぬほどどうでもいいクソリプが来たので保存しておいた今日この頃です。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

 

本日はちょっとおじさんの昔語りに付き合ってください。私が子どもの頃は、日本にまだ倫理観なんてものはなく、エロ本が当たり前のように道端に捨てられている。そんな時代でありました。

 

 

 

小学3年生くらいになると、ついこの間まで「ち○ちん」だけでゲラゲラ笑っていた男子の中にも、一部のミュータントが自然発生し始めるのでした。奴らは全体の中では早熟であり、すでに肉体の門(エロズ・ウォーゲート)が開きかかっており、真の覚醒者になるべく、自らに課した修行として、日夜、捨てられているエロ本を拾ってきて、みんなで回し読みをしておりました。その中に、少年時代の私もいたことを、ここに告白しておきます。

 

当時のエロ本は、かなりどぎづい内容で、ぶっちゃけ、ムネやオシリを出している女性は可愛いものではありませんでした。年増のおばはんが、ちょっと色気を出している感じ。それでも、覚醒者候補である私たちにとっては、そんな裸体でも有り難いものであり、神仏のように拝んでいました。

 

今というネット時代では、DMM.R18のアカウントさえ隠してしまえば、エロ画像や動画なんていくらでもハードディスクの奥底に隠すことができます。

 

しかし、1980年代、少年だった私たちには、集めたエロ本を隠す場所がなかったのです。「どこに隠す?」「あそこしかないな」。かくして、児童公園の砂場の奥底に、エロ本は隠されることになったのです。数冊のエロ本はスーパーのレジ袋に入れられ、砂をかぶせて、砂場の深いところに隠されました。ところが、

 

「おい、エロ本がなくなっているぜ!」

 

同志の知らせを受けて、児童公園に集結した私たちは必死に砂場を掘り返しましたが、結局、隠したエロ本は見つかりませんでした。埋めたはずのエロ本が消えてしまったのです。

 

「児童公園の砂場といっても広い。正確な座標を記録していなかったから、どこに埋めたかが分からなくなっているのだ。今度はきちんと座標を明確にしておこう」

 

そこで私は、ファミコン版『ドラゴンクエスト』に出てきた「王女の愛」によって割り出される座標のように、砂場の横にあるすべり台から東に20歩、砂場の近くにあるベンチから北に35歩の場所に、新たに集めたエロ本をまたレジ袋に入れて、深く埋めたのでした。

 

「またなくなっているぜ!」

 

翌日、エロ本はふたたび消失していました。ここにきて私たちは、同志の中に裏切り者がいるという疑心暗鬼に駆られていくことに。誰かがあとで掘り起こして、エロ本を独り占めしているとしか思えなくなっていたのです。

 

「おい、本当は誰か持って行ったんだろ?答えろよ」

「俺は知らない」

「僕も」

「吾輩は知らないナリよ」

「オラのことを疑うならスジちげえだぞ」

 

一触即発。猜疑の目。共通の目的を持っていた同志たちでしたが、その協力関係は信頼によって成り立っていました。その信頼がなくなったとき、組織はいとも簡単に瓦解してしまうもの。かくして、肉体の門(エロズ・ウォーゲート)の覚醒者候補たちは、1人またひとりと去っていき、小学生たちによるエロ本収集の日々は、終焉の時を迎えたのでした。

 

あとに残ったのは、大量のエロ本を飲み込んだ砂場だけ。

そこから私たちが埋めたエロ本が発掘されたという噂は、今も聞きません。