ほぼ日刊レトロゲームレイダース

レトロゲームについて、ほっこり&もっこりする思い出話と雑談多め



【雑談】39度の高熱を出してグッタリな私に、その老人言った。「おい、俺が座るからその席から立て」。

インフルエンザにかかった時のこと。

 

節々に痛みを感じ、猛烈な悪寒に襲われていた私は、マスクをして、マフラーを巻いて、一刻も早く家に帰ろうと、電車の席に座っていました。郊外に家を買ったことを後悔しながら、長い長い通勤時間を耐えていたのです。

 

フラフラの状態だったこともあり、私はいつしか眠りについていました。そんな私の肩が激しく揺らされます。どうやら起きろと言われているようです。目を覚ますと、目の前に60~70代のおじいさんがいて、ニコニコと笑顔で私に言うのです。

 

「おい、俺が座るからその席から立て」

 

寝起きということもあり、最初は何を言っているのか分からず、すぐに反応できませんでした。「えーっと…」とフリーズしていると、そのおじいさんは急に「くわっ」と怒りを露わにして、私に罵声を浴びせてきたのです。

 

「敬老の精神がないのかッ!バカヤロウッ!言われる前にさっさとどけッ!そこにッ、俺がッ、座るとッ、言っているだろうがッ!」

 

唾が飛んで、私の額をはじめ数ヵ所に飛び散りました。その不快感で、脳の中の何かのスイッチが入ってしまったのでしょう。ほとんど無意識で、私は立ち上がって、ご高齢の方が目の前にいるのに電車の席に座っていることを謝罪しました。

 

「気がまわらなくて、ゴホッゴホッ、すみません!ゴホッゲホッ!体調が悪くて、ゴホゴホッ、眠っていました!イルフルエンザなんです!ゴホッ。今も熱が39度くらいあって!ゲホゲホンッ。このへん、ウイルスがあるかもしれませんが!ゴホゴホッ!どうぞお座りくださいませ!」

 

みたいなことを、感染するような至近距離で言ってやればよかったのかもしれませんが、実際はもっと情けないカタチでぼそぼそ謝ったくらい。

 

その後私は、そのおじいさんに胸ぐらをつかまれて、「ふざけやがってッ!年長者にッ!」と殴られそうになったのですが。周囲にいた会社員のお兄さん、お姉さんが、「その人は本当に具合が悪そうだからダメですよ!」と援護してくださり、居心地が悪くなったのか、そのおじいさんは「日本はもう終わりだなッ!」とか喚いて、他の車両に行ってしまいました。

 

すべてのご年配の方がこういう方だとは思いませんが、一部にこういう人たちがいることは驚きました。

 

日本人は奥ゆかしいと世界の中で言われる中、きちんと権利を主張できることはいいことだと思います。しかし今回のケースは、権利の強奪といえるもの。年配の方に席を譲るのは譲ったほうがいいのですが、それは思いやりであり、責任や義務、ましてやルールではありません。席に座るという権利の主張はおかしいです。

 

カン違いしている方への対処としては、毅然とした態度で、相手の間違いを主張すべきだったのかなと思います。