ほぼ日刊レトロゲームレイダース

レトロゲームについて、ほっこり&もっこりする思い出話と雑談多め



ゲームを買うお金がほしかったら、マイホームを1000万円値引いてもらった技。

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いつかマイホームを買おうと思っていたのですが、子どもが生まれるタイミングでついに「その時」がやってきました。今から8~9年くらい前の話です。

 

最初は、思い通りの家を作ろうと考えていたのですが、素人が間取りに手を出すとろくなことにならない例が近くにあり、いろいろあって、結局分譲住宅で買おうということに。さらにほしいゲームがたくさんあり、家にそんなにお金はかけたくないと思い、いろいろやって値引きしてもらいました。

 

 

今、私が住んでいる家があるのはマザーズデイの町くらいの田舎なのですが、駅から徒歩2分、線路沿いに鉄筋コンクリートのマンションが盾になっているおかげで、線路は近いがうるさくない、なかなか穴場なところです。

 

販売価格より1000万円安く買いました

 

この記事は、これからマイホーム購入を考えている人に向けて、住まいに関する考えかた、やったこと、やらなかったことをお伝えするものです。実践することで、同額の値引きは難しいかもしれませんが、そこそこの値引きは可能だと思います。参考にしていただければ幸いです。

 

 

やったこと(1) 「一生に一度の妥協しない買い物」という考えを捨てた

私たち夫婦は捨てました。

その理由は、日本の住宅のほとんどは築年数とともに建物の価値がなくなることを知ったからです。「築20年でゼロ円」といわれていますが、中古で売ろうとすると、もっとシビアな査定をされます。

 

一方で、家族のライフスタイルも年々変わっていきます。「家を建てよう」と考えた時点でのベストな間取りが、5年後もベストであるとは限りません。つまり、思い通りに作ったカンペキな家の寿命は意外に短いもので、そこにお金をかけるのはもったいないなと思ったのです。

 

で、ハウスメーカーが建てる分譲住宅の中で気に入った物件を買うことにしました。ひょっとしたら分譲住宅にいい印象を持っていない方ーもいらっしゃるかもしれませんが、一応、プロが家族の生活動線(動きやすい構造)や、いろいろなライフスタイルの変化に対応しやすい間取りを考えてくれているテッパンのものが多いのも分譲住宅の特徴です。都内の狭小住宅とかは違いますが。なので、そこはプロの仕事に任せようと思いました。

 

この考え方になって、住まいに対する気負いがずいぶんと減り、間取りや周辺環境についていろいろ想像する余裕が生まれました。

 

 

やったこと(2) 「生活しやすい」を軸に家を探した

これは、間取りについても周辺環境についてもの話です。

生活というのは、毎日同じ動きがくり返されます。このくり返される動きに不都合や気に入らないところがあると、それがストレスになってしまいます。保育園の場所とか景色とかよりも、私たちはこれを優先しました。それは正解だったと思います。

 

例えば、毎日通勤するための駅までのキョリ。通勤は何十年もくり返される動きですが、駅まで歩くは時間もキョリも短いほうがいい。たぶん、キョリがあるとストレスになる。だから、駅から徒歩2分の家を選ぶことになりました。

 

奥さんの場合は、毎日の食事。狭いダイニングに机や椅子を並べて食べるのがイヤだったそうなので、片側がバーカウンターみたいになっているシステムキッチンや広いリビングがある家がいい、ということになりました。

 

 

やったこと(3) 大手ではなく、地場のハウスメーカーで探した

大手は値段を下げません。

では、住まいのクオリティは大手と無名のハウスメーカーだとぜんぜん違うのかというと、ぶっちゃけ、そこまで大きな差はありません。ブランドが販売価格に反映している一面もあります。

 

でも、無名企業は大手企業とバッティングして負けることが多いため、値引きにも柔軟だったりします。

 

しかし、無名の会社すべてが信頼できるとは限りません。私が狙ったのは、地場に密着して20年以上営業しつづけているハウスメーカーです。地場の会社は地元での悪いウワサを恐れるため、きちんとした仕事をしてくれます。20年以上経営しているということは建築ノウハウも培われていると考え、ヘンなことはしないだろうと考えました。

 

 

やったこと(4) 予算より高い家を探した

予算より1000万円くらい高い家を探しました。なぜか。家の価格は材料費に正確に比例するものではないからです。

 

販売価格3000万円の家と3500万円の家。この2つの原価はほぼ同じだったりします。でも価格は500万円も違う。その差は間取りや日当たりといった人気を加味したもの。逆に言えば、ハウスメーカーにとって赤字にならない値引きできる金額ともいえます。

 

値引きはローコスト住宅のほうがやってくれる印象がありますが、ローコスト住宅は購入ライバルも多いのです。それに値引きを踏まえて原価を抑えて作っているため品質が心配だし、値下げ幅もそこまで見込めません。

 

逆に、ちょっと高めの家(4000万~5000万円クラス)は、ローコスト住宅よりも材料費をかけていますが、間取りや意匠などの付加価値で値段を上げているので、利幅が大きいのです。売れればの話ですが。逆に売れていない状況であれば、値引きできる金額幅はそれなりにあります。

 

なので正確には、「予算より高い家で、売れ残っている家を探した」ということになります。

 

 

やったこと(5) ハウスメーカーの営業から買う

(4)に付随することですが、フリーの不動産業者が案内しているものは諦めましょう。大きな値引きは期待できません。

 

なぜなら、不動産業者のフィーは売上金額で決まるからです。彼らはしたたかなので、口では「ハウスメーカーには怒られちゃいますけど、私の権限でここまで下げます!これが限界!」とか言いますが、これが限界ということはありません。自分のアガリが減ることはしない人たちです。

 

ハウスメーカーの営業は、フツウ、上司から大きな値引きを許されていません。しかし、フツウじゃないとき、上司決裁で大きな値引きが動くことがあります。それは、売れ残ったまま、資産価値が下がり続けている物件の場合です。

 

家は竣工した瞬間がもっとも価値があり、時間が経つにつれて価値が低下していきます。1年すぎて売れ残っていると、売りにくくなるのです。購入者は新品のほうがいいですから。このような売りにくい物件は、価値があるうちに、サッと値引いて、バッと売るという手法が取られがちです。それは、物件の所有者であるハウスメーカーならではの発想です。

 

 

やったこと(6) 設定をつくる

ここでいう設定とは、「頭金がいくらあり、何年ローンを組んで、月々の返済限度額がいくらまで」を考えておくということ。もちろん、実際の予算よりも低く設定します。私の場合は、「頭金300万円、35年ローン予定で月々の返済額は8~9万円が限界」という設定を作りました。

 

なぜ、このような設定を作る必要があるのか。それは、ハウスメーカーの営業にカン違いしてもらうためです。

 

ハウスメーカーの営業は、社内教育で「さりげない世間話から、お客様の財布の状況を探る」ということを教わっています。これにあえて乗って、こちらの設定を信じ込ませることによって、「コイツは無理してでも買う客だ」と判断してもらうことが、大きな値引きのポイントです。

 

 

やったこと(7) 他社物件のチラシを持参する

狙った物件の近くにある他社物件(設定の予算内で買える安めの物件)のチラシを持って、物件の見学に行きます。

 

ハウスメーカーの営業は、比較対象になる近所の物件情報は押さえているので、チラシをチラリと見ただけで、こちらの状況を勝手に察してくれます。

 

 

やったこと(8) 親を連れて行く

(7)と連動することですが、「2回目に親を連れてくる」というのがポイントです。なぜなら、親を連れてくる客はほとんどいないからです。

 

この行動によって、ハウスメーカーの営業さんに、「本人たちはお金がなくても他に財布がある」「親を連れてくるということは金銭面で親に頼る気だな」と印象づけることができます。

 

 

やったこと(9) 3~4回、内覧に行く

「住宅購入は確実で、あとはどの物件にするか悩んでいる」。このように営業さんに感じてもらうための行動です。

 

営業さんのすべてのお客さんに熱心に営業するわけではありません。見込みのあるお客さんに熱心に取り組まなければ、努力が報われません。数千万円クラスの家を売るというのは大変なのです。

 

逆に考えれば、「かなり見込みのある客」とアピールできれば、無効から熱心に営業をかけてもらえたり、値引きも考慮してくれるということです。

 

 

やったこと(10) あきらめる

正確には、あきらめるフリをする、です。

 

「銀行にも相談しに行ったけど組めるローンだとちょっとキツイ」

「キツイ設定で買っても幸せにはなれないからあきらめる」

「○○さんにはお世話になったから最後に挨拶に来た」

 

このような話をしに行きました。これはハウスメーカーの営業さんからすると実は有難いことで、「かなりの見込み客と思っていたお客さんが競合に流れようとしているタイミングと理由を提示してきた」状態なんですよね。

 

家を買う気は満々で住まいのことを気に入ってくれている見込み客を逃すということは向こうにとっても大きな機会損失。ほぼ確実に営業さんから「ちょっと待った!」という話があり、「後日、提案をさせてください」ということになりました。

 

(6)~(9)までのやってきた情報をもとに、おそらく営業さんは社内で上司と相談をすることになります。ここから先はチキンレースです。売れ残っている家を売りたいハウスメーカーがどこまで譲歩するか。

 

結果、「創業●周年の大感謝祭」といったよく分からない名目での、「当社で購入したお客様の声」といったプロモーションに協力してもらうといった条件付きで、1000万円値引きしていただけることになりました。

 

1000万円というと、約10年分のローン支払額です。金利も考えるとさらに将来ゲームに使える金額を得られました、という話です。

 

参考になれば幸いです。